気がついたら秋でした。
今年は、牛の歩みも千里とばかりに、十一月の展覧会、それに、毎年某月刊誌に出してる干支の作品まで作ってましたから、春も、夏も、背中の方で通り過ぎてしまいました。そしたら、とうとう猫背になってしもて。
そやそや、十二支に猫が入ってない理由をご存知でしょうか?
むかしむかし、神さまが「元日の朝一番に挨拶に来たものから順番に、その年の大将にしてやろ」いうて、動物たちにおふれを出したそうです。元日になるのを我こそはと待っていた動物の中で、猫だけはネズミにだまされて二日の朝やと思い込んでたそうです。またそのネズミもぬけぬけと、一番になる寸前やった牛の背中に乗ってたそうです。
そういうたら、猫は今でもそのことを根に持って目の色変えてネズミ追いかけ回してますけど、そろそろ堪忍してほしいと思います。来年は、地球最大の猫科肉食獣の虎の出番ですから、ネズミ年のわたしとしては、何としてでも平安に過ごしたいわけです。
来年のカレンダーが既に店頭に並んでます。せわしない毎日ですけど、せっかくの季節見逃したらあきません。
中島宗晧






