禅寺に伝わるものがたり Ⅱ期 無外如大尼生誕八百年記念 女性と仏教

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禅宗のお寺で目にする絵画の画題は様々です。インドから中国大陸を経て日本にもたらされた仏教の経典に描かれる世界、そして儒教や道教に由来する人物の逸話を描いた作品など、日本では見ることのできない世界を描いた作品が多く伝来しています。日本とは服装や顔貌も異なる人物が、様々な奇瑞とともに描かれた作品は、時代を超えてみる人の想像力をかき立てます。

令和五年(二〇二三)は、臨済宗の尼僧、無外如大(むがいにょだい 一二二三~一二九八)尼の生誕八〇〇年にあたります。彼女は、臨済宗において女性で、仏光国師無学祖元の法を継いだ最初の尼とされています。十刹に列せられる相国寺派寺院、眞如寺の歴史をたどると、弘安九年(一二八六)に無外如大によって創庵された「正脈庵(しょうみゃくあん)」にさかのぼります。また、眞如寺は十六世紀後半からは宝鏡寺門跡の菩提所となり、その寺宝は尼門跡の典雅な文化を今に伝えます。今回は照山元瑶尼、徳巌理豊尼や逸巌理秀尼など、出家した皇女達のゆかりの品をご覧いただきます。
相国寺派寺院伝来の寺宝から、無外如大尼の時代から近世に至るまでの女性と仏教のかかわりを探ります。

プレイス
日程・時間
2023 5 28 7 16
10:00~17:00 (入館は16:30まで)
料金
一般 800円
65歳以上・大学生 600円
中高生 300円
小学生 200円
会場・開催場所
相国寺承天閣美術館
公式webサイト・ページ
https://www.shokoku-ji.jp/museum/exhibition/monogatari/
交通アクセス
「地下鉄今出川駅」 下車、3番出口より徒歩約8分

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