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伊勢斎王ゆかりの社を訪ねる「野宮神社」

投稿日 2014/08/09

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斎王が身を清められた野宮

平安時代から伊勢斎王(伊勢神宮に神の意を受ける依代としてお仕えする皇女、女王)が伊勢に向かう前に潔斎生活を送られた右京区嵯峨野宮、竹林と小柴垣に囲まれ「天照大神」(あまてらすおおみかみ)を祀る野宮神社は、源氏物語の「賢木の巻」にも登場する平安時代からの歴史を有する神社です。

野宮神社は、縁結びの神さま、子宝安産の神さまとして全国から崇敬を集めています。

境内

京の街ではほとんど見ることのない野宮神社の黒木の鳥居は、すべての鳥居の基本形といわれる最も古い形の鳥居で、森から伐り出したままの木材(皮付きのままの丸太)で組まれています。

黒木の鳥居の奥にある本殿に向かって左側に祀られている野宮大黒天は、縁結びの神さまとして信仰されています。

この野宮大黒天の横には、祈りを込めてなでると一年以内に願い事が成就すると言われる亀の形をした神石「亀石」が鎮座しています。

本殿に向かって右側には、緑の絨毯を敷きつめたような幻想的な苔の庭が広がっています。

ところで、野宮神社では毎年秋に、都から伊勢の斎宮へと向う「斎王群行」と呼ばれる儀式を再現した「斎宮行列」が行なわれています。
現在行なわれている「斎宮行列」には、一般の方も参加できるそうです。
詳細は野宮神社のHPをご確認ください。

黒木の鳥居

黒木の鳥居

神石「亀石」

神石「亀石」

苔の庭

苔の庭

アクセス

JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩約8分
京福電車「嵐山駅」下車 徒歩約10分
阪急「嵐山駅」下車 徒歩約15分
市バス61・62系「野ノ宮」下車 徒歩約5分

※このページの内容は掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は事前にご確認ください。

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