寺之内庭園巡り 

妙蓮寺

永仁2年(1294年)に妙法蓮華寺として創建されました。
その後、衰退しましたが応永年間(1420年頃)に再興され、妙蓮寺となりました。
重要文化財の長谷川等伯一派の障壁画や本阿弥光悦筆の立正安国論などの文化財も保有しています。

十六羅漢の石庭

桂離宮の造営を指図した妙蓮寺の僧、玉淵坊日首の作庭です。
中央の青石は、臥牛石といって豊臣秀吉によって伏見城から移されたといわれています。
十六の石とさつきの刈り込みや杉が配置されていて趣のある庭園です。

見所

臥牛石をお釈迦様と見立てると残りの石は十五個ですが、庭園を見る者を含めて十六羅漢となるそうです。
他にも坪庭や中庭、沙羅双樹や妙蓮寺椿など季節の花も楽しむことができます。

妙顕寺

元亨元年(1321年)に日蓮の遺命を受けた日像が創建しました。
法華宗最初の勅願寺となりますが、法難などにより度々寺地を転々とし、豊臣秀吉の命により現在の地に移されました。
塔頭の泉妙院には尾形光琳・乾山の墓所があります。

庭園の見所

妙顕寺には龍華飛翔の庭、光琳曲水の庭、孟宗竹林の庭があります。
龍華飛翔の庭は白砂や石畳、石組、刈り込みなどを配した枯山水の庭園です。
光琳曲水の庭は尾形光琳の屏風絵を元に作られた庭園で、大きな松の存在感に圧倒されます。
孟宗竹林の庭は珍しい竹林の坪庭です。

アクセス

妙蓮寺

京都市上京区寺之内通大宮東入

・JR京都駅より市バス9系統乗車「堀川寺之内」下車、西へ徒歩5分

妙顕寺

京都市上京区寺之内通新町西入妙顯寺前町514

・JR京都駅より市バス9系統乗車「堀川寺之内」下車、東へ徒歩5分

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