山国神社 やまぐにじんじゃ

第50代垣武天皇による平安遷都(794)に当たり、御所の大内裏造営の木材を山国の郷より調達することとなり、この郷を木材を切り出す天皇の所用地、御杣御料地(みそまごりょうち)と定め、宝亀年間(770年~780年)本殿が建てられました。
また明治維新の際に新政府軍と旧幕府軍が戦った「戊辰戦争」において、いち早く新政府軍に参加した官軍「山国隊」ゆかりの神社として知られています。

また境内を囲むようにして立つ杉木立は、上桂川の清流を挟んで背景にひろがる北山杉と相まって山国地域の象徴的な景観を形成し、「京都の自然200選」の一つに選ばれています。

還幸祭

この山国隊の行進は「山国隊軍楽」として2003年に京都府の無形民俗文化財に指定されており、時代祭の維新勤皇隊列の鼓笛隊のモデルとしても有名で、毎年10月に開催される還幸祭においてその勇姿を見ることができます。鼓笛の先頭に、神輿行列が山国の街を練り歩き、当日は特産品などを即売・展示する「山国さきがけフェスタ」も同時開催され、普段はひっそりとした山里が大変賑わいます。

所在地
〒601-0323
京都市右京区京北鳥居町宮ノ元1番地
TEL
0771-53-0026
FAX
0771-53-0440
正式名
山国神社
御祭神
大己貴命、大国主命
例祭
10月第2日曜
交通アクセス
JRバス「周山」下車、ふるさとバス乗換え「鳥居」下車、徒歩約3分
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