京都正調寺社ガイド
西芳寺(苔寺)サイホウジ(コケデラ)
西芳寺
「西芳寺」が正式の名称であるが、一般には「苔寺」といわれている。
臨済宗の寺院。山号を洪隠山と称する。本尊は阿弥陀如来、開山は行基、中興開山は夢窓疎石である。
歴史
西芳寺は応仁の乱で殆んど全ての建物は焼失。江戸時代には2度にわたって洪水にも見舞われて荒廃した。元は枯山水であった荒廃した庭園が苔でおおわれるのは江戸時代末期に入ってからのようである。すぐそばに川が流れる谷間、という地理的要因が大きい、とされる。
西芳寺はかつては誰でも参観できる観光寺院であったが、1977年からは一般の拝観を中止し、往復はがきによる事前申し込み制となっている。単なる観光や見学ではなく写経などの宗教行事に参加することが条件となっている。
伽藍
境内東側は黄金池を中心とした苔の庭園であり、東側には本堂(西来堂)、書院、三重納経塔などがある。庭園内には湘南亭(重文)、少庵堂、潭北亭(たんほくてい)の3つの茶室がある。境内北側には枯山水の石組みがあり、開山堂である指東庵が建っている。
本堂(西来堂)- 1969年の建築で、本尊阿弥陀如来を安置する。襖絵は堂本印象の筆である。
三重納経塔 - 1978年建立の三重塔で、信者の写経を納めている。本尊は薬師如来である。
湘南亭(重要文化財)- 夢窓疎石の時代に建てられ、その後荒廃していたが、千利休の次男・千少庵によって再興されたと伝えられる茶室。板貼りの露台(バルコニー)をもつ。?葺、L字形の間取りで、池に面して広縁を設ける。四畳台目の主室は、亭主床、客座の中央に火灯窓、躙口はなく貴人口のみ、北側は広縁に連なり林泉を見渡すことができ、明るく開放的な茶室である。幕末には岩倉具視がここにかくまわれていたことで知られる。
少庵堂 - 千少庵の木像を祀る。1920年の建築。
潭北亭-1928年、陶芸家の真清水蔵六(ましみずぞうろく)から寄進された茶室である。「湘南亭」「潭北亭」などの建物の名勝は中国の禅書『碧巌録』に出てくる句にちなむものである。
見所
約120種の苔が境内を覆い、緑のじゅうたんを敷きつめたような美しさから苔寺とも呼ばれる。
庭園(史跡・特別名勝)は、夢窓疎石の作庭で、上下二段構え。上の枯山水と、下は池泉回遊式の2つから成っている。黄金池は「心」の字を描いている。
庭園内の茶室・湘南亭は、 夢窓疎石の時代に建てられ、その後荒廃していたが、千利休の次男・千少庵によって再興されたと伝えられる茶室。板貼りの露台(バルコニー)をもつ。?葺、L字形の間取りで、池に面して広縁を設ける。四畳台目の主室は、亭主床、客座の中央に火灯窓、躙口はなく貴人口のみ、北側は広縁に連なり林泉を見渡すことができ、明るく開放的な茶室である。幕末には岩倉具視がここにかくまわれていたことで知られる。
重要文化財に指定されている。
- 所在地
- 〒615-8286 京都市西京区松尾神ケ谷町56
- 山号
- 洪隠山
- 宗派
- 臨済宗
- 本尊
- 阿弥陀如来
- 創建年
- 天平年間(729年~749年)
- 開基
- 行基
- 文化財
- 湘南亭・夢窓国師画像(重要文化財)
- 庭園(特別名勝、史跡)
- 世界遺産
- 拝観料
祈祷料としてお一人様3.000円
- 駐車場
無し
- 交通アクセス
- 市バス:苔寺道下車
- 京都バス:苔寺下車
- 電話
- 075-615-8286
- Web
- http://www.pref.kyoto.jp/isan/saihouji.html (京都府サイト内)
- 備考
- 入場開始:時間指定
(往復ハガキの返信にてお知らせします) - 予約方法:往復ハガキに希望日、人員、代表者名住所を明記。2ヶ月前から受付1週間前までに必着のこと。
- 入場開始:時間指定
- 近郊の観光スポット
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