渉成園 しょうせいえん
- 枳殻邸
渉成園概要
渉成園は真宗大谷派の本山の飛地境内地で、周囲に枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。もともとこの地は、平安時代初期に嵯峨天皇の皇子の左大臣源融が奥州塩釜の景を移して、難波から海水を運ばせた六条河原院苑池の遺蹟と伝えられています。その後、1641年に徳川家光によってその遺蹟の一部を含む現在の地が寄進され、さらに1653年、第13代宣如上人の願いによって石川丈山が作庭したのが渉成園のはじまりです。
渉成園十三景
渉成園の庭は、敷地北西寄りの小さな池から、東南寄りの大きな池(印月池)まで、遣水(やりみず)でつながれ、大きな池には中島を作り、橋を架け、瀟洒(しょうしゃ)な茶亭・縮遠亭(しゅくえんてい)などを設けた回遊式の庭園です。
桜、藤、楓など四季折々の花が咲き誇り、季節を通して変化する庭の趣を味わうことができ、その風景は「十三景」と称され、国の名勝にも指定されています。
京都駅から歩いて行ける桜の名所
入り口の紅枝垂れ桜、池に臨んで建てられた臨池亭を横目に庭園中心部のほうに向かうと、小川を囲むように小さな桜並木ができています。また、傍花閣(ぼうかかく)の周辺は桜の木が多く植えられ、満開の時期に行くと建物が見えなくなるほど桜が咲き誇っています。
京都駅から徒歩10分。京都タワーが庭越しに見える穴場スポットです。
- 所在地
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〒600-8190
京都市下京区下珠数屋町通間之町東入ル東玉水町 - 正式名
- 渉成園
- 創建年
- 1653年(承応2)
- 文化財
- 渉成園(国・名勝)
- 料金
- 志納 500円以上(庭園維持管理寄付金として)
- 時間
- 9:00~16:00(15:30受付終了)
- 駐車場
- 有り(10台)
- 交通アクセス
- JR「京都駅」下車、徒歩約10分
市バス「烏丸七条」下車、徒歩約 5分
京阪電車「七条駅」下車、徒歩約10分
地下鉄「五条駅」下車、徒歩約 7分 - 公式Webサイト
- https://www.higashihonganji.or.jp/about/guide/shoseien/
- 備考
- 庭園は自由参観可
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