京都府庁旧本館 きょうとふちょうきゅうほんかん

重要文化財

旧本館は、明治37年(1904年)12月20日竣工のレンガ造の建物です。昭和46年まで京都府庁の本館として、また執務室や会議室としても使用されています。創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のもので、平成16年(2004年)に国の重要文化財に指定されました。
ルネサンス様式に属する建物の外観は、正面の一段高くなった屋根を中心に左右両翼に対称に張り出した形となっており、西洋近世の大邸館を彷彿とさせるものがあります。また、この建物には鉄骨が一切使用されておらず、建物内部には和風の優れた技術が巧みに取り入られており、内部意匠は建築よりもむしろ工芸品といった趣さえ感じられます。

特に春に咲く中庭のしだれ桜はとってもきれいで有名です。ちなみにこのしだれ桜は円山公園にあるしだれ桜の孫にあたります。

曜日限定一般公開

旧知事室や旧議場などは曜日限定で見学することができます。

格調高き空間の「旧議場」は絨毯の赤と漆喰壁の白のコントラストが美しく、気品が漂います。
旧本館竣工110周年を迎えるにあたって整備され、2016年3月に創建当初の姿に修復されました。

所在地
〒602-8570
京都市上京区下立売通新町西入
TEL
075-414-5435
FAX
075-414-5450
料金
無料(※春と秋の一般公開でのみご拝観できます。)
時間
平日10:00~17:00
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