金福寺 こんぷくじ
松尾芭蕉ゆかりの地
佛日山金福寺は清和天皇の貞観六年、慈覚大師が自作の聖観音菩薩像を祀り、国家安泰、衆生教済を念じて創建された。その後、一時荒廃したが元禄の頃、鉄舟和尚が復興して臨済宗とした。その頃、松尾芭蕉は時々、鉄舟和尚を訪ねて親交を深めて居たので人々が、後丘の庵を芭蕉庵と云う様になった。降って安永の頃、与謝蕪村の一門が庵の退廃を慨いて再興したのが、今日の庵室で、彼等はしばしば当寺を訪れ句会を開いて居た。この寺は観音の霊場で、また、俳諧の聖地とされ蕪村、呉春、景文、中川四明、青木月斗、穎原退蔵とのゆかりも深い。
村山たか女(むらやまたかじょ)ゆかりの寺
舟橋聖一作歴史小説「花の生涯」や諸田玲子の「奸婦にあらず」のヒロイン村山たか女は勤皇の志士によって三条河原でさらし者にされましたが、3日後助けられて金福寺に入り、名を「妙寿」と改め尼として14年間の余生を送り、明治9年67歳の波乱の生涯を終えました。その村山たか女のお位牌、筆跡、遺品などが残されています。
- 所在地
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〒606-8157
京都市左京区一乗寺才形町20 - TEL
- 075-791-1666
- FAX
- 075-791-1666
- 正式名
- 金福寺
- 創建年
- 864年(貞観6)
- 山号
- 佛日山
- 宗派
- 臨済宗南禅寺派
- 本尊
- 聖観音菩薩
- 開基
- 安恵
- 料金
- 大人 500円
中・高生 300円 - 時間
- 9:00~17:00(受付終了16:30)
- 駐車場
- 有り(2台、無料)
- 交通アクセス
- 叡山電車「一乗寺駅」下車、徒歩約15分
市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩約5分
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