西福寺 さいふくじ
六道絵
寺には六道絵があり、平安時代の壇林皇后を描いたといわれる江戸時代初期の「九想図絵」は、うち捨てられた遺体が変化していく様子を9つの段階に分けて描いた絵で、【死去→死体膨脹→腐乱→蛆が湧く→鳥獣が食らう→一部白骨化→白骨化→骨が散乱→塚が建つ】という変化となっています。風葬された死屍の変容が生々しく描かれています。
弘法大師・空海と檀林皇后ゆかりの寺
壇林皇后は、第52代・嵯峨天皇の皇后橘嘉智子で才色兼備と謳われました。学館院、天龍寺に壇林寺を造営しています。生前、空海に帰依し、この地蔵堂を度々訪れていました。埋葬時には、彼女の帷子が宙を舞い、帷子の辻へ向かったと伝えられています。
また、空海作といわれている本尊の土仏地蔵尊は、壇林皇后が子・正良親王の病気平癒を祈願したことから子育地蔵として崇敬されており、子安地蔵、子授地蔵ともいわれています。
御朱印
※いただける御朱印の種類は、期間によって変わる場合があります。
- 所在地
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〒605-0001
京都市東山区松原通大和大路東入二丁目轆轤町81 - TEL
- 075-551-0675
- 正式名
- 西福寺
- 山号
- 桂光山敬信院
- 宗派
- 浄土宗
- 本尊
- 阿弥陀如来坐像
- 開基
- 蓮性和尚
- 交通アクセス
- 市バス「五条坂」下車、徒歩約9分
京阪電車「清水五条」駅下車、徒歩約10分
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