
岩澤重夫展 ―日本の心を風景に描く―
このたび鹿苑寺(金閣寺)客殿に障壁画を奉納した岩澤重夫(1927-2009)画伯の作品を展覧する「岩澤重夫展」後期展を開催いたします。
岩澤重夫画伯は雄大な風景画や細密な花などを描いて独自な画風を確立し、日本美術界の発展に大きく寄与しました。日展に数多くの作品を出品し文部大臣賞や日本芸術院賞を受賞し、平成21年には文化功労者に選出されましたが、同年11月に鹿苑寺(金閣寺)客殿の障壁画63面を完成させ82歳の生涯を閉じられました。
完成を記念して平成22年より京都・大分・東京で開催された「鹿苑寺(金閣寺)客殿障壁画完成記念岩澤重夫展」では多くの方々に来場いただき好評を得ました。後期展では障壁画、代表作のほか、学生時代から制作された実験的な抽象画の変遷や、鋭い眼差しで写生された花の素描、富士山の連作素描のほか画伯の制作の道具で愛蔵品の中国硯や人形墨の展示を行い、画伯の足跡を振り返ります。画伯の故郷である大分県日田市に複合文化施設が開館する事を記念して開催する同館での展観に先駆けて、画伯の活動の地、京都で再び作品を紹介いたします。
- 日程
- 2015年12月12日(土)~2016年3月21日(月)
- 時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 日程備考
会期中無休(年末年始(平成27年12月27日~平成28年1月5日を除く))
- 料金
一般800円/65歳以上・大学生600円/中高生300円/小学生200円
※一般の方に限り、20名様以上は100円団体割引
障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料- 場所
- 相国寺承天閣美術館
- アクセス
・JR京都駅より、地下鉄今出川駅下車徒歩8分
・阪急電車烏丸駅より、地下鉄今出川駅下車徒歩8分
・京阪電車出町柳駅より、市バス201・203、同志社前下車徒歩6分- 問い合わせ先
TEL 075(241)0423
FAX 075(212)3585- 公式Web
- http://www.shokoku-ji.jp/j_now.html
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