洛東の庭園巡り ~岡崎周辺~
聖護院
寛治4年(1090年)に創建された修験道の寺院です。皇室ゆかりの門跡寺院として高い格式を誇りました。
開基の増誉が白河上皇の熊野詣の案内役を務めたことから、「聖体護持(天皇をお守りする)」の二字をとり、聖護院となりました。
狩野派の障壁画や修験道の資料などを所蔵しています。
特に狩野派の襖絵は100面以上あり、これほどの数を間近に見れる寺院は数少ないのではないかと思います。
※拝観には事前のハガキでの予約が必要です。
宸殿前庭
市松模様が美しく、開放感のある枯山水の庭園です。
白砂の広々とした庭園のまわりに石組や石塔、松が配置してあります。
書院前庭
馬酔木などが植えられている中庭です。
真如堂
永観2年(984年)に創建され、正式には真生極楽寺といいます。
応仁の乱以後、移転を繰り返しますが、元禄6年(1693年)に現在の地に戻りました。
紅葉の名所として人気があり、秋には多くの人が訪れます。
涅槃の庭
曽根三郎によってつくられた涅槃の庭です。
ガンジス川の沙羅の林で、北(左側)を頭にしたお釈迦さまが横たわり、
その回りを弟子や生き物たちが悲しむ様子が石組や白砂、植栽によって表現されています。
隨縁の庭
重森千青作庭による隨縁の庭です。四つ目の家紋にちなんでデザインされました。
朝夕の光の当たり方、天候や季節によって様々な表情の庭を楽しむことができます。
紅葉
紅葉の名所としても知られており、秋には多くの人が訪れます。
金戒光明寺
承安5年(1175年)比叡山を下りた法然上人が草庵を結んだのが始まりです。
江戸初期には徳川幕府によって城郭構造に改められ、幕末には京都守護職会津藩の本陣となりました。
境内には鳥羽・伏見の戦いで戦死した会津藩士の墓地があります。
紫雲の庭
法然上人800年大遠忌を記念して新たに作られた庭園です。
庭園全体で法然の生涯を表現しています。
方丈前庭
方丈には松平容保と近藤勇が対面した謁見の間があり、新撰組誕生の地でもあります。
特別公開ではゆかりの寺宝を見ることができます。
アクセス
聖護院
京都市左京区聖護院中町15
・市バス206系統「熊野神社前下車」
真如堂
京都市左京区浄土寺真如町82
・市バス5、32、100系統「真如堂前」下車
金戒光明寺
京都市左京区黒谷町121
・市バス32、100、203系統「岡崎道」下車
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