特別拝観 建仁寺霊源院 甘茶の庭と呈茶

呈茶と出会い

亭主はご住職です。
にじって入っていくと、目の前にはずらり茶道具が。

無功徳のお話、七転び八起きの本当の意味、因果応報、そして茶室のしつらいにいたるまで、さまざまなお話をうかがうことができました。

茶室の掛物にちなんで、赤い衣を纏った達磨をイメージした茶碗を選ばせていただきました。覚入によるものだろうです。

「楽」と押された印、ちょっと忘れられません。

おっきい三角おにぎりみたいな、でっぷりユーモラスな形でありながら、手に取ると軽く、口をつけると安定する。
触覚がこんなに刺激されるのも、お茶も魅力の一つだと思います。

太っ腹に次から次へと「ほんもの」のお道具を拝見させてくださいますが、何よりも印象的だったのは、ご住職のお人柄と、深いお話の数々です。

こんな贅沢な時間、なかなかあるものではありません。

特別拝観はやはり「特別」。

今年は鈴虫の茶会も予定されているとのことで、次回にはどんな「出会い」が待っているのか、本当に待ち遠しいです。

期間:~平成27年6月14日(日)

料金:500円 (呈茶は別途1000円)

時間:10時~17時(閉門)

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