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北野天満宮《特集・史跡御土居の「もみじ苑」》
楼門(ろうもん)
北野天満宮の一の鳥居をくぐり数々のお牛さんを横目に真っ直ぐ進むと、楼門が見えてきます。楼門の上部に掛けられた額には、「文道大祖 風月本主」の文言が刻まれています。これは平安時代中期の学者・慶滋 保胤(よししげ の やすたね)、大江匡衡(おおえのまさひら)が菅原道真公を讃えた言葉です。
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〖重要文化財〗三光門(さんこうもん)
楼門を抜け順路通りに進むと、重要文化財である三光門(さんこうもん)があります。名の由来は日・月・星の彫刻があることからつけられましたが、実際に星の彫は無いそうで七不思議の一つとしても有名です。梁の間に施された日の彫刻と月の彫刻は今でも見ることができるので探してみてください。
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大黒(だいこく)
三光門を左手に見た小道にたくさんの灯籠が並んでいます。そのうちの一つに、ひっそりと大黒さんが佇んでいる灯籠があります。その大黒さんの口元に穴が開いていて、石をはめることができると幸運が訪れると言われています。実際に体験すると思っているより難しいので、少し平らな丸い小石を直感で選ぶのがコツです。
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〖国宝〗社殿(しゃでん)
三光門を通るといよいよ社殿が見えます。社殿とは菅原道真公をおまつりする本殿と拝殿、石の間、楽の間を連結した日本最古の八棟造です。千年もの間に何度も火災に見舞われましたが、その度に修繕が繰り返されました。現在の本殿は慶長12年に豊臣秀頼公により建てられたものです。落ち着いた装飾が大変美しく、見飽きることのない造りになっています。
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御土居・もみじ苑(おどい)
毎年10月下旬から12月上旬(本年度は12月7日まででした)にかけて「もみじ苑」が公開されます。このもみじ苑には豊臣秀吉公により築かれた水防のための土塁「御土居」に、自然林と共に植林された紅葉が合わせて300本あります。
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御土居・もみじ苑(おどい)②
道の途中にある展望からは本殿と紅葉を同時に眺めることができます。絶好の写真スポットとなっています。
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御土居・もみじ苑(おどい)③
小川に架けられた橋から見る景色は、もみじ苑の名に相応しい光景で川に流れる散った紅葉の葉も絨毯の様で大変美しいです。このあたりには樹齢400年を超える三又の紅葉もあり、色の温かみから歴史まで感じることができました。
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御土居・もみじ苑(おどい)④
錦の世界を歩き終わるとちょっと一息するための茶席が設けられています。寒い季節にはありがたい温かいお茶とお菓子を頂けます。
秋の北野天満宮はいつもより色彩が増して見ごたえがありました。本年度のもみじ苑公開は終了してしまいましたが、12月中旬から徐々に梅の見ごろが長く続きます。是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
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