京都の和スイーツ、今年気になったもの
京都には、実にたくさんの和菓子があります。老舗と言われる多くのお店で、伝統に裏打ちされた確かな和菓子たちです。抹茶、お茶と一緒に食べるのに最適なもの、お土産として持ち帰って間違いのないもの、そんな和菓子がたくさんあります。しかし、同じものを同じ手法で作り続けているだけではなく、常に試行錯誤を繰り返し、新しい発想を取り入れることを忘れることはありません。定番のもの以外で、今年気になったものを、いくつか紹介。情報は、2017年12月のものです。
1.中村藤吉さんの生チョコレート抹茶
宇治、中村藤吉さんの生チョコレート抹茶。宇治のお茶屋さんの作る生チョコレートは、どこも、とても美味しいのですが、中村藤吉さんのは、やっぱり格別です。とろけるチョコに抹茶味が絶妙です。抹茶とほうじ茶の2種類があります。お店は、宇治に本店、平等院店、京都駅伊勢丹内に2店あります。他に、京都駅伊勢丹内と新幹線内コンコースに販売しているところがあります。保冷が必須です。
2.伊藤久右衛門さんのお茶苺さん
宇治、伊藤久右衛門さんのお茶苺さん。まるまるの苺を抹茶のホワイトチョコレートでくるんだものです。保冷が必須ですが、食べる前に少し常温に置いておいたほうが、舌触りがやわらかくなり美味しく感じます。抹茶苺大福もあります。冬季限定でこの冬から販売始めました。お店は、宇治本店、宇治駅前店、平等院店、京都駅前店、その他京都駅に3か所販売しているところや嵐山などにも伊藤久右衛門さんの商品を扱っていますが、なかなかないので京都駅前店での扱いだけかもしれません。
3.長久堂さんの鳰の浮巣
老舗和菓子店、長久堂さんの鳰の浮巣という葛湯です。葛湯は、たくさんの老舗から販売されています、特に鍵善良房さんのは美味しく思います。この長久堂さんの葛湯は、なんとお湯をそそいでいくと、2羽の鳰(水鳥)が浮かんでくるのです。思わず、笑顔になってしまいます、しかも2羽のつがいですからね。お店は、北山と河原町、京都駅専門店街にもあります。写真は、抹茶味のものです。
4.UCHUさんの落雁
落雁のイメージが変わるくらいの斬新な形と色合いです。でも、和三盆糖の風味と口どけは、間違いなく上質の落雁です。様々な季節に合ったバージョンがあります。写真は、クリスマスバージョンでした。お店は、寺町店と京都タワー内にあります。2010年開業のUCHUさんは、これからも落雁の名前を重んじながら、新しい挑戦をしてくれるかも。
5.豆吉本舗さんの珈琲ミルク豆
豆吉本舗さんの珈琲ミルク豆です。コーヒー豆そのものを、濃厚なミルクでくるんでいます。コーヒー好きの人には、ぜひ一度食べてみてほしいところです。ミルク以外に抹茶でくるんだ珈琲豆もあります。他にも、実に多くの豆、味、形がありますので、ぜひお店に。お店は、祇園下河原にあります。八坂神社の南側鳥居を下がったところ、石塀小路近くです。
6.金谷正廣さんの真盛豆
京都でも老舗の金谷正廣さんの真盛豆。豊臣秀吉が、茶会で「茶味に適す」と称賛し、細川幽斎が「苔のむす豆」にたとえたと伝えられています。丹波産黒豆に大豆粉を幾重にも重ね青のりをかけた味は、お茶にぴったりの風雅な味わいです。上京区にお店はありますが、京都駅内おみやげやさんの何か所かでも、真盛豆を売っています。また、無鄰菴で抹茶をいただくときにも添えられています。写真の丸い緑のものが真盛豆です。
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