年明けの御寺泉涌寺 

霊明殿

智積院から徒歩30分ほどの場所に、東山三十六峯の一嶺、月輪山の麓にたたずむ泉涌寺があります。
左手に見えるのが霊明殿で、右手に見えるのが舎利殿です。

仏殿

坂を下ると、唐様建築の代表作で、国の重要文化財である、仏殿が見えます。
1668年に徳川家綱により再建されました。
砂利道が少し歩きずらいので、足元をとられないようにお気を付けください。

泉涌水屋形

京都府指定文化財である泉涌水屋形です。江戸時代に創建されました。
寺名の起源となった名泉が、今も尽きることなく涌き出ています。
それを覆う屋形は、仏殿と同じ寛文期の建物です。

浴室

下り参道右側にある切妻式の建物が浴室です。
明治30年(1897)現在地へ移建された、寛文期再興の建物です。

泉涌水屋形の門前にある松が印象的でした。

御座所庭園

霊明殿・御座所・海会堂そして御陵拝所に取囲まれた御庭です。
ひかえめに咲くさつき、真紅の紅葉、薄すらと雪化粧した雪見灯篭に映える梅もどき等々、四季折々に楽しませてくれます。

昭和天皇はかつて御陵参拝の際にこの庭をめでられ、
「春ふけて 雨のそぼふるいけ水に かじかなくなり
ここ泉涌寺」
の御製をおよみになられました。

冬空も相まり、厳かな雰囲気でした。

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