Photo by 山田 義博

大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館

大山崎美術館はいつも安藤忠雄さんの「地中の宝石箱」に魅かれてしまうので、行ってしまいます。
その中のシーンとした空気の中で見る印象派の巨匠、クロード・モネの「睡蓮」は、その存在感や、色彩の落ち着いた色使いや光の描き方でみるものを圧倒させてしまいます。地中館という落ち着いた空間の中で、睡蓮をみていると、モネに対する、睡蓮を書き続けていった情熱さが伝わってくるような気がします。

さて、ここでモネの「睡蓮」についてですが、神奈川県のポーラ美術館や、岡山県の美観地区にある美術館、香川県の地中美術館、東京の上野美術館にもみることができます。モネは、白内障を患わっていてそれでも、睡蓮を描き続け、その作品の中に、モネの年代を追うごとの描き方を観れるので注目してほしいです。
京都だけではなく、またいろんなところの年代を追った描き方をみてみたいとも思います。

大山崎山荘についてですが、実業家・加賀正太郎が別荘として自ら設計した英国風の山荘であります。外観はチューダー様式となっていて、所蔵品の中核をなすのが、アサヒビール株式会社・初代社長山本為三郎によるコレクションです。山本は芸術や文化活動に対する理解が深く、とりわけ「民藝活動」を篤く支援していた。民藝活動とは昭和初期に、柳宗悦らによって提唱され健やかな無事の美を宿す民衆的工芸を再評価した芸術運動である。ここらへんも深く書くと、長々なってしまうので、また別の機会にまた触れてみたいなとも思います。

荘厳な建物を鑑賞し、このような文化を知った後、テラスでお茶とケーキを食べると素敵な思い出になるので、是非行ってみてはいかがでしょうか??

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