招福
リアルな赤鬼さん達
メイン画像の左側は北野天満宮さんの
茂山千五郎御社中様による「北野追儺狂言」の
鬼です 剣を持っています
右側は大報恩寺千本釈迦堂さんのこちらも茂山千五郎御社中様による
古式・鬼追いの儀の鬼です 手には金の小鎚を持っています
どちらも素晴らしい鬼のお面です。
くす玉の簪
上七軒の芸舞妓さん達の日本舞踊の奉納もあります
舞妓さんは節分の時期にくす玉という簪をつけられます
まん丸の可愛い簪を拝見すると節分の季節がきたなぁと思います。
福は内
北野天満宮さんの追儺式で鬼を退治するのは主祭神である
天神さん(菅原道真公)ではなく境内の摂社に祀られている福部社の神様です
京都中の鬼が追われ最後に北野天満宮さんにたどり着きます
そしてここで封じ込められるのです
福部社の神様は生前、十川能福(そごうののうふく)という名前でした
道真公の牛舎の世話役だったそうで縁起の良い名前から
金運・開運招福の神様になられ節分には鬼を退治して福を招くとされています
封じ込めた鬼を外に出す訳にはいかないので
北野天満宮さんの節分祭では「福は内」としか言わないのです。
巫女さんから
福豆は巫女さんからも受け取れます
これはコロナ対策の一環で撒かれる福豆に
群がるのを防ぐためです
少し早めに撮影を切り上げた妻のぽっちりが
列に並んで拝受致しました
もう列が出来ていたのには驚いたそうです
今年は人も多くて振り向くと長蛇の列になっていました
来年はどうなるかなぁ…来年の話をして鬼が笑っていました
福豆の中には当たり券が入っていると何か商品と引き換えになるようです
まだ当たったことがないです。
木遣(きやり)音頭の奉納
大報恩寺千本釈迦堂さんの節分会では
木遣(きやり)音頭の奉納があります
京都市内の建築業者さんで構成する番匠保存会さんによって維持継承されており
釿始めをはじめ、棟上、地曳(じびき)清鉋(きよがんな)立柱(たてばしら)などの際の労働歌として建築儀礼を伴った木遣(きやり)音頭が伝承されてきました
江戸時代には「聚楽(じゅらく)」「川東(かわひがし)」「六条」「城下(しろした)」などの大工組がそれぞれ特色ある木遣音頭を伝えていたそうです
昭和43年に組織された番匠保存会さんは二条城界隈の「城下」地域の木遣音頭の
流れを汲み昭和56年から令和2年まで右京区太秦の広隆寺さんで
釿始めを行ってこられましたが
コロナ禍による中断を経て令和4年から千本釈迦堂さんで釿始めを行われています。
おかめ福節分会
千本釈迦堂さんの節分会の前には「おかめ塚」の前で法要が行われます
古式鬼追いの儀
茂山家御社中様による古式鬼追いの儀が行われます
物凄い勢いで豆を鬼にぶつけておられました
しかし鬼は退治できません
こちらの鬼は赤鬼と青鬼がいます。
金の小鎚
おかめさんが鬼から金の小鎚を取り上げて
鬼を優しく諫め改心させます。
本堂にて
上七軒の舞妓さんによる日本舞踊の奉納があります。
招福豆まき
「鬼は外」「福は内」の豆まきが始ります
本堂から少し降りられての豆まきです
こちらは殻付きのピーナッツが飛んできます
福豆もあめちゃんもあります
今年は舞妓さんが右側にいらっしゃいました
福豆
今年は福豆とピーナッツをいただけました
京都の節分祭はまだまだ色々な社寺で行われます
是非 機会がございましたら節分にお越しになってみて下さい
皆様に福が訪れますようにお祈り申し上げます。
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