大法院 だいほういん
妙心寺塔頭 真田信之の菩提寺
臨済宗妙心寺派大本山。
妙心寺塔頭の一つで境内西に位置しています。真田幸村の兄で松代藩主であった真田信之の菩提寺として創建されました。
当初は、妙心寺四派(龍泉派・東海派・霊雲派・聖澤派)のうち東海派に属しましたが、後に龍泉派となります。
寺名は信之の法名「大法院殿徹岩一明大居士」に因みます。
美しい露地庭園
双ヶ岡を借景とした露地庭園が美しいことでも有名です。
露地とは、茶室に付随する庭園のこと。仏教でいうところの「清浄世界」を表しています。美だけでなく実用も兼ね備えた庭園です。
通常非公開ですが、春の新緑と秋の紅葉の時期のみ特別公開されます。
山内きっての紅葉の名所でもあり、書院から美しい露地庭園を眺めながら、抹茶の接待も受けることができます。
叭叭鳥図(ははちょうず)
「叭叭鳥(ははちょう)」とは、中国などに分布するムクドリの一種。モズくらいの大きさで、胸のあたりに白い斑点がある全身黒色の鳥です。
客殿には、江戸時代中期の絵師・土方稲領(ひじかた・とうれい)が、約100羽の黒い鳥が自由に飛び交う姿を描いた「叭叭鳥図」を描いたふすま8面があります。特に生き物の描写が得意な土方が、墨一色で描いた作品です。
- 所在地
-
〒616-8023
京都府京都市右京区花園大藪町20 - TEL
- 075-461-5162
- 創建年
- 1625
- 宗派
- 臨済宗龍泉派
- 開基
- 淡道宗廉
- 文化財
- 叭叭鳥図(ははちょうず)
- 交通アクセス
- JR嵯峨野線「花園駅」下車、徒歩10分
- 公式Webサイト
- http://www.myoshinji.or.jp/
- 備考
- 通常非公開
※当サイトに掲載の内容はすべて掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は念の為事前にご確認ください。