東海庵 とうかいあん
妙心寺塔頭 東海庵
妙心寺の境内中央付近に立つ妙心寺の塔頭で、妙心寺四派本庵の一つです。
1484年、雪江宗深により、天授庵の北の玉鳳院西の地を与えられた妙心寺11世・悟渓宗頓が開山となり建立されました。
狩野元信(1476?-1559)の水墨画「瀟湘八景図」、「孝明天皇宸翰徽号(しんかんきごう)勅書」、蔡山(さいざん)筆「絹本著色十六羅漢図」、陳子和(ちんしわ)の筆「花鳥図」など、多くの重要文化財が所蔵されています。
東海庵は通常非公開です。
趣の異なる3つの庭園
禅の「無」とは体(本体)・相(本来の性質・性能)・用(性質の持つ働き)とされており、それを表現した「体の庭」「相の庭」「用の庭」の趣の異なる3つの庭園があります。
白砂による方丈の前庭「白露地の庭」、書院西庭にある「東海一連の庭」、そして7つの石による方丈坪庭の3つの庭があり、いずれも江戸時代の1814年に東睦宗補の手によって作庭されたと言われています。
- 所在地
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〒616-8035
京都府京都市右京区花園妙心寺町61 - TEL
- 075-462-4326
- 創建年
- 1484
- 宗派
- 臨済宗東海派
- 開基
- 悟渓宗頓
- 文化財
- 瀟湘八景図 孝明天皇宸翰徽号(しんかんきごう)勅書 絹本著色十六羅漢図 花鳥図
- 備考
- 通常非公開
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