蚕の社 かいこのやしろ
- 木嶋坐天照御魂神社
- このしまにますあまてるみたまじんじゃ
- 木嶋神社
- このしまじんじゃ
養蚕、織物、染色の守護神
創建は不明ですが、太秦にある秦氏ゆかりの社です。特に有名なのが、日本では珍しい三柱鳥居です。三つの鳥居を組み合わせた形で、三方から拝むことが出来る造りになっています。境内には三柱鳥居ほか「元糺の池」や「元糺の森」があります。嵯峨天皇が「糺」を下鴨神社に遷された際に、木嶋神社の森を「元糺」とされたことに由来すると言われています。観光客も少なく、ゆっくりとこの珍しい鳥居を観ることができます。
東本殿には養蚕・織物・染色の守護神が祀られています。また、末社として、石室の中に宇賀御魂神が祀られている白清社ほか、八社、椿丘社、顕名社、魂鎮社が建てられています。
祈雨の神
古くは湧水がわいており、元糺の池(もとただすのいけ)と呼ばれてました。池の水面に鳥居が映り込み、それを目にした人たちは、さらに神秘と敬畏を抱き、祈雨の神として元糺の池は禊ぎの場所だったと云われています。
土用の丑の日、この池の水に手足を浸すと、一年間、無病息災で過ごせるといわれています。現在でも毎年、土用の丑の日に人工的に水を満たして禊ぎが行われ、参拝者が訪れます。下鴨神社の糺の森や糺の池は、この元糺の森と元糺の池がもとになったとも伝わります。
- 所在地
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〒616-8102
京都市右京区太秦森ヶ東町50 - TEL
- 075-861-2074
- FAX
- 075-864-2629
- 正式名
- 木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)
- 創建年
- 不詳
- 御祭神
- 天御中主命 瓊瓊杵尊 大国魂神 穂々出見命 鵜茅葺不合命
- 例祭
- 10月10日
- 文化財
- 木嶋坐天照御魂神社境内(市・史跡)
- 料金
- 無料
- 駐車場
- 有り(無料)
- 交通アクセス
- 京福電車嵐山線「蚕ノ社」駅下車,徒歩約5分
地下鉄東西線「太秦天神川」駅下車,徒歩約5分
市バス「蚕ノ社」下車,徒歩約2分
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