松尾寺 まつのおでら
若狭富士と呼ばれている青葉山の中腹にあり、西国第二十九番札所です。その歴史とともに、境内の美しさ、収蔵する文化財の多さ、そして、江戸時代から伝わる珍しい宗教行事「仏舞」の行われる寺としても有名です。
馬頭観音
本尊は馬頭観音という非常に変わった観音様で、西国33箇所の中でも馬頭観音を祀るのはこの松尾寺のみです。3つの顔と8本の腕を持ち、頭に馬の頭を乗せており、馬が草を食べるように煩悩を食べてしまう観音様。膝を立て座り、観音のような柔和な表情ではなく、どこか起こった表情をしています。残念ながら本尊は77年に一度の開帳で次は2085年の予定。普段は本尊そっくりのお前立ちが置かれています。農耕の守り仏として、或いは牛馬畜産、車馬交通 、更には競馬に因む信仰を広く集めています。
仏舞(ほとけまい)
毎年5月8日に開催される「仏舞」は国重要無形民俗文化財に登録されています。この仏舞は奈良時代に唐から伝えられたと言われています。
仏舞は、大日如来・釈迦如来・阿弥如来の光背のついた金色の仏面をそれぞれ2人ずつ6人の舞人がかぶり、越天楽の曲に合わせて典雅な舞を繰り返します。
- 所在地
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〒625-0010
舞鶴市字松尾532 - TEL
- 0773-62-2900
- FAX
- 0773-62-2028
- 正式名
- 松尾寺
- 創建年
- 伝・慶雲5年(708年)
- 山号
- 青葉山
- 宗派
- 真言宗醍醐派
- 本尊
- 馬頭観世音菩薩坐像
- 開基
- 伝・威光上人
- 文化財
- 絹本著色普賢延命像(国宝) 絹本著色孔雀明王像・木造阿弥陀如来坐像ほか(国・重要文化財)
- 料金
- 無料
- 時間
- 8:00~17:00
- 駐車場
- 乗用車:400円・バス:1,500円
東舞鶴側参道駐車場(乗用車:80台・バス:8台)
小浜・高浜側参道駐車場(乗用車:25台・バス:5台) - 交通アクセス
- 松尾寺口バス停より徒歩約40分
JR「松尾寺駅」下車、徒歩約50分 - 公式Webサイト
- http://www.matsunoodera.com/index.html
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