海住山寺
海住山寺
海住山寺

海住山寺 かいじゅうせんじ

  • 第3番
  • 補陀洛山

「みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」

天平7年(735)、聖武天皇の命で東大寺の僧・良弁が開創したと伝わる古寺です。当初は、地面から湧出したと伝わる十一面観音菩薩像を本尊とし、観音寺と呼ばれていましたが、その後廃寺に。鎌倉時代になり興福寺の解脱上人が笠置寺より移り、「補陀落山海住山寺」として復興されました。
山の中腹にあるため、眼下には絶景が広がります。本堂横の道を数分上がっていくと、視界が開け、奈良時代にたった3年だけあったといわれる恭仁京跡が目の前に。また、小倉百人一首に収められた紫式部の曽祖父、藤原兼輔の歌でも有名で、その景観の美しさは平安時代からの名所だったことがうかがえます。

鎌倉時代の傑作・五重塔

後鳥羽上皇から拝領された仏舎利を安置するために、貞慶が建立した五重塔は、鎌倉時代の傑作で、国宝にも指定されています。屋根の装飾品の裳階(もこし)を持つ五重塔を有するのは、奈良の法隆寺と海住山寺のみという貴重なもの。高さは17.7メートルで、国宝に指定されている五重塔としては、室生寺の次に小さいそうです。

所在地
〒619-1106
木津川市加茂町例幣海住山20
TEL
0774-76-2256
正式名
第3番 補陀洛山 海住山寺
創建年
735年
宗派
真言宗智山派
本尊
十一面観音菩薩像
開基
良弁
料金
500円(入山料を含む)※文化財特別公開期間は異なります
時間
9:00~16:30
駐車場
交通アクセス
JR関西本線「加茂」駅から徒歩約50分、木津川市コミュニティバス奥畑線「海住山寺口」下車徒歩約20分(平日のみ)
公式Webサイト
http://www.kaijyusenji.jp/
カテゴリー

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