
いちごんじ
一言寺
真言宗醍醐派の別格本山
正式な寺号は金剛王院(こんごうおういん)。真言宗醍醐派の塔頭寺院で、かつての醍醐五門跡の一つであり、平安時代に醍醐寺座主聖賢が創建しました。
本堂軒下に奉納されている額の、「ただたのめ 佛にうそは なきものぞ 二言といわぬ 一言寺かな」とうい御詠歌が有名です。
一つの願い
本尊の千手観音菩薩像は、あれこれといろんなことを願うのではなく、ただ一言だけ一心に祈願し続ければ、願い事を叶えてくれると言われています。
そのため、この千手観音は一言観音(ひとことかんのん)と呼ばれ、金剛王院も一言寺の通称で親しまれるようになったそうです。
ヤマモモ
山門前に植えられている「山桃」の巨木は、樹高9.2m、胸高周囲3.28m、直径10mのこんもりとした樹冠を形成し、6月頃には赤い山桃の果実を実らせます。1987年には「京都市登録天然記念物」にも指定されています。
柴灯大護摩供火渡り修行
毎年8月17日に行われる柴灯大護摩供火渡り修行は、厄除・所願成就を祈願する祭で山伏が護摩焚きをした後、まだ残り火が消えないうちに灰の上を素足で渡るというものです。一般の参拝者も火渡りに参加することができる行事としても知られています。
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