又旅社
又旅社

又旅社 またたびしゃ

  • 御供社
  • ごくうしゃ

八坂神社の境外末社

京都三条会商店街の一角にある八坂神社又旅社は、祇園祭には欠かせない社です。
貞観11年都に疫病が流行した時、平安京の広大な庭園であった神泉苑に66本の矛を立て、祇園社(現八坂神社)の神輿を迎え、祇園御霊会が行われました。毎年7月24日の祇園祭「還幸祭」の前日、又旅社の前に池の水辺を表す芝生を敷き、「オハケ」という三本の御幣を立てます。ここで神饌を供えることが呼び名の由来になりました。
祇園祭の還幸祭では、三基の御神輿を今も又旅社に奉安し神饌を御供えします。その後御神輿は八坂神社までお戻りになります。

列見の辻

又旅社(御供社)の鎮座する三条大宮の地は、古く平安時代より、祭りの行列を点検する場所を意味する「列見の辻」と呼ばれていました。都の北側を巡る少将井(櫛稲田姫命)神輿と南側を巡る大政所(素戔嗚尊)神輿並びに八王子(八柱御子神)神輿が合流する地でもあります。
現在でもその伝統に則り、祇園祭の還幸祭に三基の神輿を迎え、神饌を御供えをします。御供社・御供町の名はこれに由来するといわれています。

所在地
京都府京都市中京区三条通黒門西入御供町
御祭神
素戔嗚尊 櫛稲田姫命 八柱御子神
例祭
7月24日
交通アクセス
京都市バス「堀川三条」下車、徒歩3分
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