コテージのビッグ・ウェンズデー第十八回　植草甚一に恋して

コテージのビッグ・ウェンズデー第十八回 植草甚一に恋して
8月26日（水）
19時半～21時半
ゲスト：甲斐みのり
ホスト：堀部篤史（恵文社一乗寺店）
入場料：1500円（1ドリンクつき）

＊ご予約はこちらから。
Information : 恵文社一乗寺店（075-711-5919）
http://www.cottage-keibunsha.com/

いまだ日本語に訳されていない気が遠くなりそうなほどマイナーな黒人作家の小説や、ジャズ・ミュージシャンたちの取るに足らないエピソードの数々に、いまじゃ死語となってしまった「ニューロック」のレコード。思えば、J.J氏の文章を読んで知ったレコードや古本を「ウォントリスト」に書き加え、散歩の途中にばったり出会った、なんて記憶はひとつとしてない。渉猟、蒐集し、分類して観察する。矢川澄子の言葉を借りれば、J.Jの紹介するモノゴトではなく、「永遠の男性原理、アニムスそのもの」に惹かれ続けてきたのかもしれない。だとすれば、女性の読者から見て植草甚一はどのように映るのだろう。旅先では古本屋と中古盤屋ばかりに付き合わされ、部屋には埃っぽい古本や堆く積み上げられたスクラップブックに侵食されていくばかり。「伯父さん」ではなく「ボーイフレンド」として植草甚一を読み直すかつてない試み。お相手は、意外にも大学の卒論にJ.Jを選んだという甲斐みのりさん。どんな話が飛び出すのやら、どうぞお楽しみに！