屏風が映し出す縁
創業460余年、京友禅の老舗・千總が所蔵する貴重なコレクションを公開している千總ギャラリー。祇園祭の宵山期間中、京都の大店が秘蔵のコレクションを公開する「屏風祭」に合わせて千總の屏風コレクションを一挙にご紹介します。
明治時代初期、近代化による社会変動の影響で苦境に立たされていた千總。そんな中、千總当主・12代西村總左衛門が起死回生のために目を向けたのは、京都の日本画家たち。多くの画家もまた、東京遷都や廃仏毀釈による寺院や公家などパトロンの不在や欧化思想により、職を得られず窮乏を余儀なくされていました。千總は、西村とは絵の師弟の関係だった京都画壇の大家・岸竹堂へ友禅の下絵を依頼したのを皮切りに、様々な日本画家と密接な関係を築いてゆきます。
この展覧会は、千總と京都ゆかりの日本画家たちとの繋がりに焦点を当てています。1章では千總に残る江戸時代後期頃活躍した画家たちの作品をご紹介、明治以降の関係性構築の素地を見出します。2章では、千總に出入りした日本画家の制作した、もしくは下絵を手がけた作品を展示いたします。京都のまちに生き、互いに支え、支えられてきた彼らの歩みをご覧ください。
- 日程
- 2017年7月1日(土)~9月26日(火)
- 時間
10:00-18:00
- 日程備考
水曜休館
※展示替え、特別貸切などで休館することがございます- 料金
入場無料
- 場所
- 千總ギャラリー
- アクセス
地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩約3分
阪急「烏丸」駅から徒歩約7分
「伊右衛門サロン京都」から2階へ- 問い合わせ先
TEL:075-211-2530 [代表] / 075-211-2530 [SOHYA TAS]
- 公式Web
- http://www.chiso.co.jp/gallery/201707/
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