Gallery PARC［グランマーブル ギャラリー・パルク］では、2012年5月3日から20日まで展覧会「せまく広く、もっと大きくもっと小さく：平田 さち展」を開催します。
また、会期中にはピアノとギターによるライブ「Free Live：N+#chste Station（ネヒステ スタティオン）」を同時開催します。
平田 さち（ひらた・さち / 1979～）はカッティングシートなどを用い、色彩をまるで切り絵のように空間に散らす事でそこに一見するとカラフルでポップな空間をつくり出します。
平田は空間の持つ要素（窓や配管の配置、壁や床のテクスチャ、朝夕の光の変化など）を捉え、様々な色彩によるペインティングやカッティングシート、時にオブジェクトを配します。
空間が持つ特徴を際立たせたり、利用したりする中で、そこには日常と異なる様々な性質が与えられた空間が出現し、その表情は時刻や日々の天気の影響を受けて変化します。

また人が自由に行き交い、おしゃべりし、休憩したりもするその空間はさながら公園のような資質を持つかのようです。

本展ではギャラリー・パルクの特徴的なガラス面を用いた大型のインスタレーションを中心に、ギャラリーを色彩豊かな空間に変化させ、鑑賞者をも取り込んだ作品へと変容させます。

また、会期中の2012年5月3日・4日・5日・6日には同会場で、中野公揮（なかの・こうき/ピアノ）と橋本翔太（はしもと・しょうた/ギター）の若手ミュージシャンによるフリーライブイベント「Free Live：N+#chste Station（ネヒステ スタティオン）」を開催します。

本イベントは展覧会と同時開催により若手ミュージシャンによるフリーライブをおこなうもので、昨年に引き続き2回目となるものです。
東京芸術大学作曲科に在学する傍ら舞台音楽やファッションショーの作曲、ソロリサイタルなど、コンポーザー ピアニストとして幅広く活動する中野公揮と、国立音楽大学在学時からコンピュータ 音楽・作曲・ジャズを学び、現在はユニットやソロ活動や楽曲提供などを手掛ける橋本翔太のデュオによるプログラム。

GWの4日間、昼（13：00～14：00）は中野によるピアノソロを中心に、夜（19：00～20：00）は中野・橋本のデュオによるピアノとギターを中心にしたプログラムとなります。
平田さちによる作品空間と、グランドピアノやギターによる音楽とのコラボレーションをお楽しみください。