京都dddギャラリー第248回企画展 フェリックス・ベルトラン コネクション ―ハバナ ニューヨーク 大阪 メキシコ マドリード 京都―
フェリックス・ベルトランという人物の重要性は、その人生や文化的な面がイベロアメリカ(スペイン語やポルトガル語が使われる中南米諸国を主とする地域)と結びついている点にあります。キューバ生まれのベルトランは地元カリブ文化をはじめ、バウハウスの構成主義、アイソタイプ、アメリカン・モダニズム、スイス派、即物主義写真、コンクリート・アート(幾何学的抽象)、ミニマリズム、およびポップアートなど、さまざまな芸術運動の影響を受けながら精力的に活動しました。彼の作品は政治・社会的にも文化的にも、彼が生きた時代を証明しています。イベロアメリカのグラフィックデザインに関する17年に及ぶ研究を経て開催される本展では、20世紀のグラフィックデザイン文化において新たな物語を構築した相互関連的な取り組みとして、出版とキュレーション、書籍と展示の関係を、デザイナーたちが制作した象徴的なイメージや、エフェメラルな印刷物を通して振り返ります。大きな影響力を持つ作品を通じて強力な政治・社会的メッセージを投げかけるイベロアメリカ・デザインの歴史や重要性を理解する上で、これらの展示物は主要人物のひとりであるベルトランに新たな光を当ててくれることでしょう。
ソニア・ディアス / ガブリエル・マルティネス(本展キュレーター)
作家プロフィール
フェリックス・ベルトラン
フェリックス・フアン・アルベルト・ベルトラン・コンセプシオン(1938年キューバ、ハバナ生まれ―2022年、メキシコにて没)は、当代有数の知性溢れるイベロアメリカ出身デザイナー。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ、プラット・インスティテュート – グラフィックアート・センター、およびアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークで学び、グラフィックデザインへのコンセプチュアルなアプローチを形成した。その過程で、効果的な視覚コミュニケーションの基本原則として「シンプルさ」を重視するバウハウスの構成主義、スイス派や、アメリカン・モダニズムに影響を受けた。
キュレータープロフィール
ソニア・ディアス / ガブリエル・マルティネス
グラフィックデザインを専門とする作家、編集者、研究者、兼キュレーター。ソニア・ディアスは美術(サラマンカ大学)、広告(マドリード・コンプルテンセ大学)、ジャーナリズム(マドリード・カルロス3世大学)で学位を、博物館実践学・展示学で修士号(マドリード・コンプルテンセ大学)を取得。ガブリエル・マルティネスは哲学、社会学、デザインを学び、美術で博士号を取得(サラマンカ大学)。共にマドリードのパブリックアート・デザイン学校であるアルテディエスで教鞭を執り、共同で20冊の書籍を出版。
- 京都dddギャラリー
- 日程・時間
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2025年 8月 29日 (金) ~ 10月 29日 (水)11::00~19:00
土日祝は11:00~18:00休館日:月曜日(9/15、10/13は開館)、 および9/9、9/16、9/24、 10/14期間中のおやすみ- 2025年9月1日(月)
- 2025年9月8日(月)
- 2025年9月9日(火)
- 2025年9月16日(火)
- 2025年9月22日(月)
- 2025年9月24日(水)
- 2025年10月6日(月)
- 2025年10月14日(火)
- 2025年10月20日(月)
- 2025年10月27日(月)
- 料金
- 無料
- 会場・開催場所
- 京都dddギャラリー
- 公式webサイト・ページ
- https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000847
- お問い合わせ
- 京都dddギャラリー TEL: 075-585-5370
- 交通アクセス
- 最寄り駅
■ 市バス・四条烏丸 下車
■ 地下鉄烏丸線 四条駅 2番出口
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