2024年9月から一般公開が始まった本丸御殿では、江戸時代から近代の宮廷文化の様相を今に伝える御殿の外観を楽しめます。また、作庭時代が異なり、趣の違う3つの庭園や唐門も公開され、庭園鑑賞や京都ならではのお正月を過ごす事ができます。(二の丸御殿内は非公開) ※二の丸御殿、本丸御殿内は観覧休止
豊臣秀吉の菩提を弔うため北政所ねねが建立した寺、高台寺。伝小堀遠州作の庭園や、「霊屋」(重文)の華麗な装飾「高台寺蒔絵」など、桃山文化を伝える建築や寺宝が数多く残っています。 2026年夏頃、237年ぶりに客殿(小方丈)が再建され、期間中、この客殿の襖絵を本堂にて先行公開されます。秀吉愛用の「鳥獣文様陣羽織」(複製)、「浅井長政夫人像」掛軸など武将ゆかりの寺宝特別展示も行われます。 「京の冬の旅」6年ぶりの公開です。
豊臣秀吉が、奈良の東大寺にならって大仏を祀るために創建された、方広寺。大仏と大仏殿は失われましたが、「国家安康 君臣豊楽」の銘文が「大坂冬の陣」のきっかけとなった梵鐘(重文)が今も残っています。 本堂には、かつての10分の1の大きさで江戸期に造られた盧舎那仏坐像や、大仏殿の欄間に施されていた左甚五郎作の龍の彫刻(部分)などが残っています。 また、大黒堂では、秀吉が護持したという手のひら大の小さな大黒天像や大黒堂の天井画として描かれた巨大な掛軸「神龍図」も特別展示されます。 「京の冬の旅」5年ぶりの公開です。
「斬る真似だけで骨まで砕く」という伝説をもち、源頼朝、足利家、豊臣秀吉、徳川家などが所持した名刀である「薙刀直シ刀 無銘吉光(名物骨喰藤四郎)」(重文)が里帰りします。【~2月3日(火)まで展示、以降は写し(再現刀)の展示】。 また皇室歴代の位牌や念持仏を祀った恭明宮の遺構である「書院」も特別公開され、秀吉の羽織「黄紗綾地菊桐紋付胴服」(重文)が展示されます。 「京の冬の旅」30年ぶりの公開です。
千利休はじめ茶人が参禅し、茶の湯文化と縁が深い臨済宗大徳寺派大本山。 法堂(重文)では、狩野探幽35歳の時の力作といわれる天井画「雲龍図」が特別公開。 手を叩くと龍が鳴いたように響くことから「鳴き龍」とも称されます。 また、公開される経蔵の内部に3,500巻の経典を収めることのできる八角形の輪蔵があり、これを回転させると収めた経典を全て読み上げたのと同じ功徳を得ることができるといわれています。 経蔵は「京の冬の旅」初公開です。
大徳寺の塔頭寺院 大光院。豊臣秀吉の弟・秀長の菩提寺として奈良に創建され、後に大徳寺山内に移されました。秀長の木像が客殿には安置され、内部を飾る水墨の襖絵は、奥州・伊達家伝来の狩野探幽筆「黒雲龍図」屏風を襖に仕立て直したものといわれています。 また現在の茶室は茶席についた露地に、如水の子・黒田長政と加藤清正、福島正則の三武将が一つずつ石を寄進したということから「三石の席」とも称されています。 「京の冬の旅」4年ぶりの公開です。
茶道織部流の祖でもある古田織部との関わりから「織部寺」とも呼ばれる、興聖寺。 本堂の天井には「雲龍図」が描かれ、本尊・釈迦如来像や、豊臣秀長の家臣であった藤堂高虎が寄進したと伝わる達磨像を安置されています。 また、毎年「達磨忌」の日にのみ掛けられる日本最大級の巨大な「達磨図」の掛軸も特別展示されます。青い海中写真の襖が納められた方丈や、茶室「雲了庵」、地面を深く掘り下げ螺旋状の石段の下に手水鉢を据えた「降り蹲踞」もみどころです。 「京の冬の旅」4年ぶりの公開です。
弘法大師空海が創建、鎌倉時代に京都へ移転したという真言宗の古刹です。 50年に一度のみ御開帳される秘仏・薬師如来立像や、平安時代の聖観音菩薩像などが安置されています。 聖天堂には歓喜天(聖天)まつられており、豊臣秀吉その歓喜天(聖天)に厚く信仰を寄せ、出陣の度に「武運長久」を祈願し瓢箪を奉納しました。戦勝後、その瓢箪を持ち帰り「千成瓢箪」を作り旗印にした話は有名で、福勝寺は別名「ひょうたん寺」とも呼ばれています。 また家内安全、無病息災、闘病平癒、学業成就、商売繁盛、金運上昇など様々な御利益で信仰を集め「京都の融通(ゆうづう)さん」とも称されています。 「京の冬の旅」初公開です。
豊臣秀吉の外護を受けて創建された、華光寺。本堂の厨子の中には、平安時代後期、鞍馬寺の毘沙門天像と同木で作られたと伝わる毘沙門天像が祀られています。像高約160㎝の木像で、秀吉が伏見城で信仰していたものと伝えられ「開運勝利・財運招福」の御利益で信仰を集めてきました。 また秀吉が植えた松は、晴天でも枝から水滴が落ちたということから「時雨松(しぐれのまつ)」と呼ばれ「出水の七不思議」の一つに数えられたが、現在はその古株が保管されています。 今回は書院にて「日蓮聖人御真筆断簡」をはじめ所蔵の寺宝も特別に公開されます。 「京の冬の旅」初公開です。
昭和の名作庭家・重森三玲作庭の「心和の庭」が,本堂の前に広がります。白砂に苔と石で、光清寺の山号「心和山」にちなんだ「心」の字を表した枯山水で、他に類を見ない創作庭園です。また庫裏前には重森三玲晩年の作の「心月庭」も残っています。 また「出水の七不思議」の一つに数えられた猫が絵から抜け出たという伝説の、江戸時代の絵馬「浮かれ猫図」も拝観できます。 「京の冬の旅」初公開です。
真言宗御室派総本山で世界遺産で、代々皇室から住職を迎えた門跡寺院である仁和寺。 観音堂には、仁和寺の最重要儀式「伝法灌頂」が行われる場所で、荘厳な堂内には本尊・千手観音や両脇侍仏の不動明王、降三世明王が安置されています。周囲に眷属の二十八部衆や風神・雷神がずらりと並ぶ様は圧巻で、江戸初期の絵仏師・木村徳応が描いた柱や壁の絵は、保存状態が良好で約380年前の色彩を留めています。 ※僧侶による堂内解説付き(日によって寺係員による案内となる場合があります) 「京の冬の旅」21年ぶりの公開です。
江戸時代再建の五重塔(国宝)は、日本一の高さ約55mで木造の古塔です。 今回、特別公開の初層内部は極彩色の文様で彩られ、大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されています。また薬師三尊像を祀る金堂(国宝)、21体の仏像が立体曼荼羅を形成する講堂(重文)も拝観できます。
世界遺産 醍醐寺の三宝院は歴代座主が居住する「本坊」で、表書院から望む庭園は、名石「藤戸石」をはじめ石組と刈込が見事な、桃山時代を代表する池泉式庭園です。 今冬、快慶作の弥勒菩薩坐像を安置する弥勒堂に外陣まで入って拝観できるほか、庭の中に建つ茶室「枕流亭」も「京の冬の旅」では40年ぶりに特別公開されます。 聚楽第からの移築と伝えられ、棕櫚(しゅろ)や栗など珍しい材が使われた秀吉好みの風情ある茶室です。
普段非公開の妙心寺塔頭の東林院で新春に行われる行事です。平安時代の頃から、新春に小豆粥を食べると一年間の邪気を払い、万病を除くと伝えられています。青苔に映える千両・万両の庭、枯山水・蓬莱の庭、東林院では、この風習を今も大切にしており、禅の心を学びながら、新春の風情を味わうことができます。
儀式では聖樹とされる「楊枝」で、観音様に祈願した法水を参拝者に注いで、無病息災を願うもので、特に頭痛に効くと伝えられます。 また大的全国大会(通し矢)では恒例の弓の引き初めが行われます。 (三十三間堂の通し矢)として有名です。
世界遺産・西本願寺の建造物のなかでも、飛雲閣(国宝)は、鹿苑寺「金閣」と慈照寺「銀閣」と合わせて「京の三名閣(三閣)」に数えられる名建築。 左右非対称ながら巧みな調和が保たれた姿形や、全体的に柱が細く障子が多いことから、空に浮かぶ雲のようだということで、飛雲閣と名づけられたといわれています。 周囲に広がる約4900㎡の庭園「滴翠園」には、田舎家風の外観の茶室「澆花亭」や四阿「胡蝶亭」などが建っています。
毎年2月に行われる伊藤若冲の菩提寺での恒例行事です。本展では、若冲四十代の作である「竹に雄鶏図」、五十代の拓版の技法を用いた「髑髏図」をはじめ、弟である白歳や若冲派の作品を展示します。 主な展示作品 若冲筆 「竹に雄鶏図」「髑髏図」 伊藤白歳筆「雪中雄鶏図」「羅漢図」「南瓜雄鶏図」「午頭天王図」 北為明筆「虎図」(初公開) 若演筆「葡萄図」(初公開)
法要が行われ、大般若経の転読は自由に参加できます。山伏による柱源護摩供養の後お札焼きが行われ、 五大力菩薩のご開帳がなされています。盗難除けの御札、お守りの授与があり、粕汁の無料接待もあります。
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