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平安時代からの庭で山科の春を愉しむ「勧修寺」

投稿日 2014/07/26

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門跡寺院の勧修寺

山科区勧修寺仁王堂町の真言宗山階派大本山「勧修寺」(かじゅうじ)は、醍醐天皇が生母である藤原胤子(ふじわらいんし)追善のため、昌泰三年(900年)に外祖父である宮道弥益(みやじいやます)の邸宅を寺と改めたのが始まりといわれています。

平安時代には勅願寺であった勧修寺は、三十二代に渡り法親王(ほっしんのう:出家して僧籍に入った男子皇族)が入寺する格式の高い門跡寺院として栄えました。

参道

四月の勧修寺では、参道の両側に続く白い築地塀に沿うように咲く紅色の枝垂桜が参詣者を迎えてくれます。

観音堂

勧修寺の庭園は、氷室(ひむろ)池を中心とした池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん:大きな池を中心その周囲に園路を巡らし鑑賞する庭園)で、平安時代から続く京都でも古い形式の庭園として、京都市の「名勝」に指定されています。
 
冬になると池に張る氷を宮中に献上していたと伝えられる氷室池の脇には、昭和六年(1931年)に再建された新しい観音堂があります。

春には桜の花に囲まれた観音堂の優美な姿を愉しむことができます。

アクセス

京都市営地下鉄東西線の小野駅から西へ歩いて7分程度で築地塀と石碑が見えてきます。

築地塀の外側には無料の駐車場もありますが、桜の季節には混雑するかもしれません。

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