

東山庭園巡り「七条から九条周辺」
智積院 利休好みの庭園
某ビール会社のCMの障壁画で話題になった智積院。
名勝「利休好みの庭」は中国の廬山と長江をモデルに作庭したといわれています。
春にはさつき、秋には紅葉を楽しむことができます。
かつて、その障壁画が飾られていた書院から庭を眺めてみました。

泉涌寺 御座所庭園
御寺といわれ皇室ゆかりの寺院として名高い泉涌寺の御座所庭園です。
昭和天皇が御陵参拝の際にこの庭を愛でられ、
「春ふけて 雨のそぼふるいけ水に かじかなくなり ここ泉涌寺」
とお詠みになられたそうです。

雲龍院
泉涌寺の別格本山雲龍院の庭園です。
庭園の石は豊臣秀吉が建立した方広寺の大仏殿の礎石といわれています。
梅、つつじ、紅葉、椿と四季折々の花を楽しむことができます。
蓮華の間から見ることができる「しきしの景色」が見事です。
また、室内には多くの生け花が展示されています。

東福寺 方丈庭園
紅葉の名所である東福寺ですが、方丈の庭園も見所です。
庭園は昭和の作庭家・重森三玲によるもので、東西南北それぞれ趣向の異なる庭園が楽しめます。
禅宗寺院には数多くの名園がありますが、方丈の四周に庭園があるのは東福寺だけです。

芬陀院 雪舟の庭
東福寺の塔頭、芬陀院の庭園です。
庭園は雪舟作と伝えられ、雪舟寺とも呼ばれています。
雪舟が東福寺を訪れた時には芬陀院に宿泊していたそうです。

霊雲院 九山八海の庭
東福寺の塔頭、霊雲院の庭園も重森三玲によるものです。
九山八海の庭といわれ、その中心には肥後細川家から寄贈された遺愛石が据えられています。
幕末には西郷隆盛がここで密議を行ったともいわれています。

光明院 波心の庭
東福寺の塔頭、光明院です。
波心の庭は重森三玲作で、虹の苔寺とも呼ばれています。
春にはさつき・つつじ、秋には紅葉が見事です。

主なルート
JR京都駅から市バス208系統乗車。
↓
「東山七条」下車、智積院へ。
↓
「東山七条」から市バス202、207、208系統乗車。
↓
「泉涌寺道」下車、泉涌寺へ。
↓
「泉涌寺道」から市バス202、207、208系統乗車。
↓
「東福寺」下車、東福寺へ。

※当サイトに掲載の内容はすべて掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は念の為事前にご確認ください。