正伝永源院 春の庭園特別公開・寺宝展 ~平成27年5月6日(水) メインイメージ

正伝永源院 春の庭園特別公開・寺宝展 ~平成27年5月6日(水)

投稿日 2015/04/26

深緑とつつじと・・・

この日は雨模様。本降りになるにつれて人通りも少なくなった祇園を抜けて、建仁寺の塔頭の一つ、正伝永源院へ急ぎます。
年に数回の特別公開、今回はつつじの庭園と茶道具をはじめとする寺宝、そしてお茶席が楽しめます。深く輝きはじめた緑と、そしてつつじが鮮やかです。

静寂に響く雨音と、そして・・・

ご本尊の釈迦如来を拝んで振り返ると、池泉回遊式庭園が見渡せます。しだれ桜も散りゆく花びらの最後の美しさを見せてくれています。
係の方のご案内を聞きながら眺めていると、なにやら皆さんの視線とカメラのレンズが集まっています。その先には・・・鷺です。
獲物を狙っているのでしょう、水面をじっと見つめ、ときどき足踏みをしながらもその場を離れません。ぱらぱらと響く雨音と、鷺の一挙手一投足にささやかに沸く歓声。
天候や時間帯にかかわらず、京都がいつでも楽しめるところであると実感できました。

お茶席

拝観料に別途、希望すればお茶とお菓子をいただくことができます。
お干菓子は、建仁寺と特別にかかわりがあるお店のものだそうです。こうしてひっそりと教えてもらえると、さらに名残惜しくなる!口の中で広がる和三盆の味わいが印象的でした。
また、同じお部屋には永楽善五郎の作品とお花、そして虎の絵の屏風がしつらえてありました。目の前にはつつじの庭園。贅沢な時間です。

細川護煕氏筆の襖絵

このお寺は織田家と細川家にゆかりがあり、寺宝の茶道具もさることながら、細川護煕氏の襖絵も見せていただけます。
四季の京都を描いた4枚の作品のうち、今回は東山と鷹峰の山々が広がる2枚でした。
お部屋の真ん中に正座をしてみると、同じ目線で一面ぐるりと、幻想的な世界に浸ることができます。毎年、何度見ても思わず座り込んでしまうくらい。おすすめです。

つつじの庭園特別公開と寺宝展

期間:~5月6日(水)
時間:午後10時~午後5時(受付は~午後4時)
拝観料:大人500円・中高生300円・小学生以下無料
    お茶席は別途500円

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