
京都で桜を愛でるなら(2)~蹴上インクライン
投稿日 2017/03/18
かつて船を運んだ傾斜鉄道・インクライン
琵琶湖疎水は昭和23年まで、舟運ルートとして活用されていました。
疎水上を運行してきた舟は落差の大きい蹴上に入ると、水から上げ、インクラインを使って舟を南禅寺舟場まで運搬しました。
戦後、舟便が廃止になると、インクラインも使われなくなり、現在は線路のみが残されています。
インクライン約580メートルには約90本のソメイヨシノが植えられ、満開になる4月初旬にはたくさんの観光客が訪れます。

蹴上インクライン1
南禅寺から哲学の道へ続く東山・岡崎地区、桜の名所の起点
蹴上から南禅寺を経て、哲学の道へ入るのが東山岡崎地区桜の名所めぐりお勧めコースです。
桜のシーズン中はかなりの人出ですので、そのれなりの覚悟が必要ですが、
見事な桜に疲れも吹っ飛ぶことでしょう。
画像は2016/4/2筆者撮影

蹴上インクライン2
「琵琶湖疏水通船復活」試行事業
京都市と大津市共同で琵琶湖疏水通船復活のための試行事業が開始されています。
昨年は桜のシーズンと紅葉のシーズンに試験的に舟便が疎水を走りました。
今年の春は蹴上から大津への上り便の試験運行も始まります。
画像は琵琶湖疎水大津市側 2016/4/3筆者撮影

琵琶湖疎水 大津市側
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