祇王寺〜みどり芽吹く京都〜

新緑の京都

京都は春の桜や秋の紅葉がとても有名ですが、初夏の新緑でも風情ある一面を覗かせてくれます。

今回はそんな新緑が素敵な嵯峨・嵐山エリアのお寺「祇王寺」をご紹介致します。

祇王寺はかつて平清盛から寵愛を受けていた「白拍子の祇王」が都を追われた後に入寺した尼寺として知られています。

実は本来の祇王寺の建物自体は明治初年に廃寺となっており、現存する御堂は明治28年、当時の京都府知事が祇王の話を聞きつけ寄付した建物だそうです。

いざ敷地内に足を踏み入れると、目の前には高々と竹林がそびえ、青紅葉をふんだんに湛えた楓の木々とそのさざめき、そして鳥のさえずりに包まれます。

また足元に視線を落とすと、小径の両側に苔が一面に広がり、木々の陰影と木漏れ日とが相まって鮮やかなグラデーションを描いています。

小さいながらも、街の喧騒の届かない浮世離れした空間が魅力的なお寺です。

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