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京都の庭園30選 〜大徳寺・御室方面~

高桐院

大徳寺の塔頭のひとつで、慶長6年に細川忠興が建立。肥後細川家の菩提寺であり、戦国時代の名将細川忠興と妻である細川ガラシャが眠る場所でもあります。

方丈前庭は、江戸初期の作庭で「楓の庭」と呼ばれ、苔の緑が一体となる新緑、紅葉の時期は格別の美しさで、とくに落葉が降り積もる晩秋は心が洗われていくようです。

また、の参道は新緑、紅葉の名所として有名で、JR東海『そうだ 京都、行こう』のポスターにも登場しています。

※2021年現在工事中につき拝観休止。2022年再開予定。

秋への扉
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翠萌ゆ
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等持院

臨済宗天龍寺派の禅寺で、足利尊氏によって創建。禅宗十刹の筆頭寺院にあげられ、足利将軍家の菩提寺になっています。

夢窓国師作と伝えられる、東庭は心字池を配した静寂な庭。また、西庭は池泉回遊式で、北側には義政公好みといわれる茶室清漣亭がひっそりと佇みます。そこから眺める庭景色は格別で、有楽椿(侘助)、馬酔木、皐月、梔子、芙蓉など四季折々の彩りが庭を引き立てます。

等持院 書院で一服
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サツキの等持院庭園と清漣亭
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桂春院

妙心寺の塔頭のひとつで、織田信長の孫にあたる津田秀則によって創建されました。
枯山水の坪庭「清浄の庭」、露地庭「侘びの庭」、方丈庭園「思惟の庭」「真如の庭」と名付けられた趣の異なる4つの庭は、国の名勝及び史跡に指定されています。いずれも苔が美しく緑一色でも美しい庭園ですが、春には躑躅や皐月、晩秋には紅葉が彩りを添えます。

お茶席
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紅葉 侘の庭 桂春院
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退蔵院

室町初期に創建され、妙心寺山内にある40余りの塔頭の中でも屈指の古刹です。

境内には、方丈を囲むように、史跡名勝・枯山水庭園の「元信の庭」や、池泉回遊式庭園「余香苑」など美しい庭園があり、椿や紅しだれ、藤、山吹、つつじ、花菖蒲、蓮、桔梗、萩、山茶花、そして紅葉など、一年を通して季節の彩りを楽しむことができます。その余香苑には、江戸中期のものといわれる水琴窟があり、つくばいの水が反響するわびさびの風情も格別です。

また、山水画の始祖、如拙(じょせつ)筆の国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」を所有することでも有名です。

妙心寺退蔵院の桜
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余香苑、盛夏の装い
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