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京都の紅葉 ~東福寺・泉涌寺界隈~
京都の紅葉散策。今回は東福寺、泉涌寺の界隈を巡ります!
今熊野観音寺
寺域は幽静で郭公鳥の名所として名高く本堂背後の墓地には慈円僧正、藤原忠道、同長家の墓と称せられる見事な石造宝塔三基があります。頭の観音様として、頭痛封じ・ぼけ封じのご利益を授かることでも有名です。秋になるとカエデが見事に色づき紅葉のスポットとしても有名です。
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泉涌寺
皇室ゆかりの寺院としても知られ、御寺(みてら)とも呼ばれる泉涌寺。観音堂に鎮座する楊貴妃観音は、”美仏”として有名で、美人祈願をする女性が続々と訪れます。
見どころの「御座所庭園」の紅葉は赤や黄、オレンジなど色とりどりの色合いが素晴らしく、一見の価値あり。
木々に包まれて静かに佇む堂宇、玉砂利の境内が赤く色付いた紅葉で彩られ、美しく雅かな雰囲気を楽しむことができます。
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雲龍院
泉湧寺の塔頭寺院、雲龍院。
本堂「龍華殿」は国の重要文化財に指定されており、紅葉シーズンが到来すると、境内のモミジが真っ赤に染まり、その美しさは圧巻です。庭園を囲んだ各書院からゆっくりと座って紅葉が楽しめるので、「悟りの窓」や「しきしの窓」など、窓越しに眺めるのもおすすめです。
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光明院
東福寺の塔頭寺院、光明院。
昭和の作庭家である重森三玲の代表作の方丈庭園「波心の庭」は、「光明」をテーマに大海原を表す白砂と巨石が光のごとく林立する庭になっています。
「虹の苔寺」という美しい通称を持ち、苔が美しい深緑はもちろん、紅葉時にはいつも静かな禅寺にも彩りが加わります。
また「羅月庵」の吉野窓越しに見る紅葉も見どころの一つです。

東福寺
京都随一の紅葉の名所、東福寺。
宋から持ち帰った通称「通天もみじ」を始めとして様々な種類の約2000本のカエデが植えられており、「通天橋」「臥雲橋」から眺める眼下一面に広がる紅葉の雲海は息をのむほどの絶景です。
20万平方メートル以上の広大な境内には、国宝に指定されている三門や、苔と敷石が市松模様をつくる本坊庭園など見どころも豊富です。
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龍吟庵
東福寺の塔頭寺院、龍吟庵。
書院造と寝殿造の名残を止める、日本最古の方丈(国宝)の周りには、昭和の作庭家・重森三玲による「無の庭」「不離の庭」「龍の庭」という個性的な枯山水庭園があります。
中でも「龍の庭」は龍が海中から黒雲に包まれ昇天する姿を表現しており、芸術性に富んだ庭園美と鮮やかな紅葉とが見事に融合しています。
普段は非公開ですが、特別公開時のみ拝観ができます。
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