松尾大社 おいで・おかえり(神幸祭・還幸祭)

松尾大社はおいで・おかえりだけでなく山吹の名所としても有名です。桜の季節が終わりの近づくと松尾大社では3000株もの山吹が咲き誇ります。松尾大社では4/10から5/5まで『山吹まつり』が開催されます。落語会やフリーマーケット、甘酒無料接待、神前芸奉納「草雲会」、庭園ライトアップ、こいのぼりこどもまつりなども期間中開催されます。

松尾大社

松尾大社 舞殿 松尾大社 神輿

松尾大社(まつのおたいしゃ)は京都市の西部、松尾山(223m)の山麓にあり、全域が風致地区の約十二万坪という広い境内をもちます。京都市の中心をはしる四条通の西の端にあり、桂川にかかる松尾橋を渡り大鳥居をくぐると参道です。(現在の四条の東端は八坂神社)また、京都府の神社庁は、境内入り口にあります。

飛鳥時代の701年秦忌寸都理が松尾山大杉谷の磐座の神霊を勧請し、この地に社殿を建立したのが起こりと伝えられています。本殿は「松尾造り」と呼ばれる珍しい建築で1542年に改築されたものです。

平安時代には皇城鎮護の神として、また中世以降は醸造の神として人々の信仰を集めています。 祭儀は多く、主に初詣から元始祭にあわせた干支祝寿祭、節分祭、醸造感謝祭の「中酉祭(ちゅうゆうさい)」、神幸祭「おいで」や環幸祭「おかえり」で盛り上がる4月の松尾祭(神輿渡御祭)など、毎月祭典は執り行われ、山吹まつり、七五三詣り、結婚式などでも多くの人々で賑わいます。

主祭神は2柱で、須佐之男神(すさのおのみこと)の御子である大年神(おおとしのかみ)の御子である大山咋神(おおやまぐいのかみ)と、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと、別名 中津島姫命(なかつしまひめのみこと))です。

また、神代の頃、八百万の神が松尾の山に集まった際に、松尾のお水(亀の井)を使ってお酒をつくり、神々に振る舞ったと云われ、この言い伝えから松尾大社は造り酒屋の神様と呼ばれています。

松尾祭神輿渡御祭

神幸祭(おいで)4月24日

松尾祭 神輿渡御祭 おいで1 松尾祭 神輿渡御祭 おいで2

古くは松尾の国祭と称せられており、3月中卯日に出御、4月上酉日に祭礼となっていましたが、明治時代から以降は、4月下卯日に出御、5月上酉日に還御となり、さらに昭和36年からは現在の様に、4月20日以後の第一日曜日に出御、それから21日目の日曜日に還御となっています。

出御祭には松尾七社(大宮社、月読社、櫟谷社、宗像社、三宮社、衣手社、四之社)の神輿(月読社は唐櫃)が、ご本殿のご分霊を受けて、拝殿を三回廻った(拝殿廻し)後、順次社頭を出発し松尾・桂の里を通って、桂離宮の東北方から桂川を船で渡り(おいで)、左岸堤防下で七社勢揃いし、古例の団子神饌を献じた後、四基の神輿と唐櫃とは西七条御旅所に、二基の神輿は川勝寺と郡の末社に至り、そこに駐輦されます。

この神幸祭には、いずれも吉祥院地区から二組の稚児が「榊御面(さかきごめん)」の役を奉仕する例で、男女の面をつけた榊の大枝を奉持して先導役を務めます。

還幸祭(おかえり)5月15日

松尾祭 神輿渡御祭 おかえり1 松尾祭 神輿渡御祭 おかえり2

還幸祭には、三御旅所に駐輦されていた神輿と月読社の唐櫃とが、西寺跡の「旭の杜」に集合し、ここで古例による西の庄の粽の御供、赤飯座(あかいざ)の特殊神饌をお供えして祭典をした後、列を整えて途中朱雀御旅所に立ち寄り、ここでも祭典、次いで七条通りを西に進み、西京極、川勝寺、郡、梅津の旧街道を経て、松尾大橋を渡り、本社に還御されます。

この還幸祭は神輿渡御祭の中心で、今でも氏子中で「おまつり」と言えば、還幸祭(おかえり)を意味します。本社でも本殿、楼門、社殿、各御旅所の本殿、神輿から供奉神職の冠・烏帽子に至るまで、葵と桂で飾るので、古くから「葵祭」とも言われてきました。賀茂両社の「葵祭」は観光名物としてあまりにも有名ですが、秦氏との関係の深い当社や伏見稲荷大社にも実は同様の伝統が存在しています。

また還幸祭には下津林地区から選ばれた稚児が「松尾使」として奉仕します。

山吹まつり 4月10日~5月5日

松尾大社 山吹まつり

松尾大社は関西でも有数の山吹の名所といわれていおり、神幸祭の時期になると3000株の山吹が境内を美しく彩ります。5月3日には松尾大社の境内を横切る一ノ井川沿いと山吹の庭園がライトアップされ、黄金色に輝く山吹を鑑賞することが出来ます。

※写真 / 文章提供 : 松尾大社
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