松尾大社 まつのおたいしゃ
- まつおたいしゃ
飛鳥時代に社殿が創建。京都で最古の神社の一つです
松尾大社(まつのおたいしゃ)は京都市の西部、松尾山(223m)山麓にあり、全域が風致地区の約十二万坪という広い境内をもちます。京都市の中心をはしる四条通の西の端にあり、桂川にかかる松尾橋を渡り、大鳥居をくぐると参道です。(現在の四条の東端は八坂神社)また、京都府の神社庁は、境内入り口にあります。
飛鳥時代、701年秦忌寸都理が松尾山大杉谷の磐座の神霊を勧請し、この地に社殿を建立したのが起こりと伝えられています。本殿は「松尾造り」と呼ばれる珍しい建築で1542年に改築されたものです。
平安時代には皇城鎮護の神としてまた中世以降は醸造の神として人々の信仰を集めています。
毎年、祭儀は多く主に初詣から元始祭にあわせた干支祝寿祭、節分祭、醸造感謝祭の「中酉祭(ちゅうゆうさい)」、4月の古くは松尾の国祭と称せられた松尾祭(神輿渡御祭)は盛大で、桂離宮の東北方から桂川を船で渡られる神興の船渡御がみられる神幸祭「おいで」、三御旅所に駐輦されていた神輿と月読社の唐櫃とが、松尾大橋を渡り、本社に還御される環幸祭「おかえり」など、毎月祭典は執り行われ、山吹まつり、七五三詣り、結婚式などでも多くの人々で振います。
式内社(名神大社)、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
主祭神は2柱
大山咋神(おおやまくいのかみ)別名は山末之大主神(やますえのおおぬしのかみ)、鳴鏑神(なりかぶらのかみ)。日本神話に登場する有力な神で素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祖父に父は大年神。
中津島姫命 (なかつしまひめのみこと)別名 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)異説もあります。大山咋神の妻、海上を守護する玄界灘の神、福岡の宗像大社に祀られる三女神の一神。
亀の井
神代の頃、八百万の神が松尾の山に集まった際に、松尾のお水を使ってお酒をつくり、神々に振舞いました。この言い伝えから、松尾大社は造り酒屋の神様でお水は亀の井と呼ばれています。
松尾大社の摂社・末社
摂社:月讀神社 京都市西京区松室山添町 鎮座
摂社:櫟谷・宗像神社 京都市西京区嵐山中尾下町 鎮座
西七条御旅所 京都市下京区西七条南中野町 鎮座
末社:松尾総神社 京都市下京区朱雀裏畑町 鎮座
末社:三宮神社 京都市右京区西京極北裏町 鎮座
末社:衣手神社 京都市右京区西京極東衣手町 鎮座
境内末社:本殿南側境内 衣手社/一挙社/金刀比羅社/祖霊社の四社
神饌所裏の御手洗川岸 四大神社/三宮社/滝御前社の三社
- 所在地
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〒616-0024
京都市西京区嵐山宮町3 - TEL
- 075-871-5016
- 正式名
- 松尾大社
- 御祭神
- 大山咋神(おおやまくいのかみ) 中津島姫命(なかつしまひめのみこと)別名 市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)
- 例祭
- 4月2日
- ご利益
- 酒造の神
- 文化財
- 本殿・木造神像(国・重要文化財) 御田祭(市・無形民俗文化財) 月読神社境内(市・史跡) カギカズラ野生地(市・天然記念物)
- 料金
- 有料(庭園、宝物館)
境内参拝 無料 - 時間
- 平日・土曜 9:00~16:00
日曜・祝日 9:00~16:30 - 交通アクセス
- 市バス「松尾大社前」下車
阪急嵐山線「松尾大社駅」下車 - 公式Webサイト
- https://www.matsunoo.or.jp/
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