京都の特別拝観・一般公開

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春期特別拝観 半僧坊大権現大開帳

2025 5 4
at 真如寺
春期特別拝観 半僧坊大権現大開帳

「半僧坊大権現」は、静岡県浜松市引佐町奥山にある臨済宗の大本山方広寺の鎮守様です。
正平五年(1350)、同寺開山となる無文元選禅師が留学先の中国明州より船で帰国の折、東シナ海で暴風雨に遭遇し船が沈まんとした時、一筋の光が差し、鼻の高い異人「半僧坊」が船主に現れ、「私は禅師が帰国され正法(仏法)を広める為に、故国へお送り申します」と叫んで、遭難の危機を乗り越え無事に博多の港へ送り届けたと言われております。
後に禅師が方広寺を開いた時に再び現れ弟子となり、禅師没後「このお寺を護り、世の人々を苦しみや災難から救いましょう」と言い残し姿を消し、以来鎮守となりました。
明治14年(1881)に、その方広寺の伽藍が大火に遭い、再建の為に勧進され全国に広まりました。真如寺の「半僧坊」は、明治末に相国寺山内に御分身を勧請したものを、さらに大正7年(1918)に当時の真如寺住職が境内に遷座し今日に至ります。以来、年に二度、春と秋に「半僧坊大般若祈祷」が厳修されてまいりましたが、昭和20年代この行事は途絶えてしまいました。しかし、2014年に約60年ぶりにこの行事が復活し、毎年5月の第3週末に「半僧坊大権現 御開帳法要」を行います。
当日は、御開帳法要の他に「庭園の特別公開」「お茶席」なども合わせて開催予定です。年に一度の春の行事として、また境内参道のカキツバタも満開のこの時季、是非お誘い合わせの上、ご参加下さい。

時間
10:00~15:00  法要10:30~
「厄除け肩たたき」は、午前の法要後と、13:30の2回ございます。
料金
法堂(仏殿)・客殿・書院の特別拝観/大人1,000円、小・中・高校生500円
お茶席/500円
会場・開催場所
真如寺
交通アクセス
市バス「北野白梅町」下車,徒歩8分
市バス「立命館大学前」下車,徒歩5分
京福電車「等持院」駅下車,徒歩3分

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