興臨院は本堂、表門、唐門が室町時代創建で禅宗建築の代表作です。本堂前の枯山水庭園は、昭和の名造園家・中根金作によって復元されたもので、桃山風の豪快な石組で蓬莱世界を表現しています。茶室「涵虚亭(かんきょてい)」もあわせて特別公開されます。
2024年9月から一般公開が始まった本丸御殿では、江戸時代から近代の宮廷文化の様相を今に伝える御殿の外観を楽しめます。また、作庭時代が異なり、趣の違う3つの庭園や唐門も公開され、庭園鑑賞や京都ならではのお正月を過ごす事ができます。(二の丸御殿内は非公開) ※二の丸御殿、本丸御殿内は観覧休止
普段非公開の妙心寺塔頭の東林院で新春に行われる行事です。平安時代の頃から、新春に小豆粥を食べると一年間の邪気を払い、万病を除くと伝えられています。青苔に映える千両・万両の庭、枯山水・蓬莱の庭、東林院では、この風習を今も大切にしており、禅の心を学びながら、新春の風情を味わうことができます。
儀式では聖樹とされる「楊枝」で、観音様に祈願した法水を参拝者に注いで、無病息災を願うもので、特に頭痛に効くと伝えられます。 また大的全国大会(通し矢)では恒例の弓の引き初めが行われます。 (三十三間堂の通し矢)として有名です。
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