
こうりんいん
興臨院
加賀前田家ゆかりの寺院
歴代多くの名僧を輩出し、日本の文化に多大な影響を与え続けてきた大徳寺の塔頭で、1521~1533年に能登の戦国大名・畠山義総公が仏智大通禅師を開祖として建立されました。
寺の名前は、畠山義総の法名である「興臨院殿伝翁徳胤大居士」から名づけられました。
畠山家の衰退と共に荒廃しましたが、天正9年(1581)に前田利家によって屋根の葺き替えが行われ、以後、畠山家に加え、豊臣政権の五大老を務めた前田利家が本堂屋根を修復、また菩提寺とするなど前田家とも非常に縁の深い寺院です。
創建当時の姿が残る表門と本堂(唐門を含む)が共に重要文化財指定されています。
墓地には畠山家歴代の墓もあります。
※通常非公開です。
方丈庭園
「昭和の小堀遠州」とも言われた作庭家、中根金作が復元した桃山風の荘厳な石組みを持つ方丈庭園です。石橋、遠山石(えんざんせき)、平天石(へいてんせき)、松により理想的な蓬莱の世界観を表現しています。
茶席「涵虚亭(かんきょてい)」
方丈の隣りには、庭園を挟んで「涵虚亭(かんきょてい)」という茶室があります。名前の由来は、中国の政治家でなおかつ詩人でもある蘇東坡(そとうば)の詩から名付けられました。
給仕口を入った所が板敷になっていることと、給仕口を入った右がすぐ床の間で、
洞床(床の前に袖壁が出ているので、中は洞のように見える)となっているところが特徴です。
御朱印

■御朱印の種類:通常1種類
■朱印料 300円
■書き置き
※御朱印の種類・値段などは変更の可能性があります。
- 所在地
- 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町80
- TEL
- 075-491-7636
- 宗派
- 臨済宗大徳寺派
- 創建
- 大永年間(1521~1533年)
- 開基
- 畠山義総
- 料金
大人600円、高校生400円、中学生300円
小学生以下無料- 時間
10:00~16:00
- 駐車場
有り(50台、有料30分/100円)
- 交通アクセス
市バス「大徳寺前」下車すぐ
- 近郊の観光スポット
-
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- 妙蓮寺 [ 約940m ]
- 茶道総合資料館 [ 約950m ]
- 千本ゑんま堂 [ 約960m ]
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- 手織ミュージアム 織成舘 [ 約990m ]
※ [ ] 内は、興臨院からの直線距離
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