大政所御旅所 おおまんどころおたびしょ
- 大政所御旅所旧跡
祇園祭の神輿渡御のとき、三基の神輿のうち、大政所(素戔鳴尊すさおをのみこと)神輿と八王子(八柱御子神あはしらのみこかみ)神輿の二基が安置されました。
残る少将井(櫛稲田姫命くしいなたのみこと)神輿は烏丸竹屋町の御旅所に渡御していましたが、1591年秀吉により、四条寺町にある現在の御旅所に移築・統合されました。
円融天皇の時代(969~984)に、この地に住んでいた秦助正が、夢の中で八坂大神の神託を受け、また自宅かの庭から八坂神社まで蜘蛛が糸を引いているのを見て、朝廷にこのことを奏上した結果、助正の家が御旅所となったと言われています。
天文5年(1536)に騒乱のため焼失しましたが、その後に町の人々が小祠を建て、八坂大神を奉祀し、大政所町鎮護の社として毎年七月十六日を例祭日と定めました。
現在でも祇園祭還幸祭の時には中御座・東御座・西御座の三基の神輿が立ち寄り、神職が拝礼します。
- 所在地
- 京都府京都市下京区烏丸仏光寺下る大政所町
- 正式名
- 大政所御旅所旧跡
- 御祭神
- 八坂大神
- 例祭
- 7月16日
- 交通アクセス
- 地下鉄烏丸線「四条駅」下車
阪急京都線「烏丸駅」下車
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