菊水の井跡
菊水の井跡
菊水の井跡

菊水の井跡 きくすいのいせき

千利休が師事した武野紹鴎が愛した井戸

鉾町として有名な菊水鉾町にあった菊水鉾の井跡です。
室町通の東側に並ぶビルのエントランス部分にあり、旧井戸より発見された「菊水」と文字が彫られた石が利用されています。


『中世、室町時代、当地に夷を祀る社があり、社殿の隅に名水、「菊水の井」が有りました。茶道の始祖千利休が師事した茶人の先覚者武野紹鴎は、この井をこよなく愛し、此処に庵を結び茶亭を大黒庵と称しました。菊水の井と呼ばれる所以は、能楽「菊慈童」から着想「菊の葉より滴る露を飲み長寿を得た」という中国の故事に起因します。当ビル建設に当たり、跡地に旧井戸より発見された「菊水」の文字入りの井桁組み石等を利用して建立しました。菊水鉾はこの「菊水の井」に因んで名づけられました。
平成十四年九月
菊水鉾町』
[[[駒札より引用]]]

所在地
京都市中京区四条通室町上る菊水鉾町
交通アクセス
地下鉄「四条」下車、徒歩5分
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