はしりだじんじゃ
走田神社
奥海印寺と長法寺の産土の神で、ご祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)、武甕槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、姫大神(ひめおおのかみ)の四柱を祀っています。
もともとは「妙見社」と言われ、寂照院の鎮守でしたが、明治の神仏分離令の後は走田神社と呼ばれるようになりました。「走田」とは走り穂、つまり初穂をつくる田を指し、「早稲田」の守護神として有名です。
弓講
無病息災や五穀豊穣を祈念して行われる「弓講」では、羽織袴に身を包んだ2人の射手が、合わせて12本の矢を直径約1.3メートルの的に向かって射ます。12本の矢は睦月から師走までの月を表しているそうで、矢が的の中央の黒点に命中すれば、その月は豊作になるといわれています。
参詣人は、神事が終わると的の両側に立ててある御幣に一斉に押し寄せます。この御幣を見事とることができた人は、1年間息災に暮らせるといわれています。正月13日に行われます。
勧請縄
勧請縄とは、神殿内で乾燥させた地元産のワラで編んだ、しめ縄のことで、悪霊や災厄を防ぐために集落の境界等に掛けられるものです。榊の束が12束ぶら下げられており、1月から12月の米相場の活況への願いが込められているそうです。
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