三時知恩寺 さんじちおんじ

浄土宗知恩院派の門跡尼寺

入江御所と呼ばれる浄土宗知恩院派の門跡尼寺です。後光厳天皇の皇女、見子内親王(入江内親王)が崇光院帝の旧御所(入江殿)を寺院に改め創建、のちに後柏原天皇が宮中での昼夜六時勤行のうち昼の三時は、この寺にて修するように定められたので三時知恩寺と改められました。なお六時勤行は1日を日中・日没・初夜・半夜・後夜・晨朝に6分し、4時間毎に念仏・読経などの勤行を行うことです。

書院

書院は、桃園天皇の女御・恭礼門院の御殿を賜ったものです。一の間には、「源氏物語」図の扇面を貼り付けた襖で飾られています。三の間襖には、琵琶湖の魚獲りの様子が描かれた円山応挙筆の「魞魚図(えりぎょず)」が描かれています。

所在地
〒602-0024
京都市上京区新町通今出川上ル上立売町4
正式名
三時知恩寺
創建年
室町時代の応永年間(1394~1428)
宗派
浄土宗
本尊
阿弥陀如来
開基
見子内親王
文化財
絹本着色近衛予楽院像(重要文化財)
交通アクセス
地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、徒歩約5分
公式Webサイト
http://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012470.html
備考
通常非公開
カテゴリー

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