長法寺の本堂
Photo byichi
長法寺本堂と紅葉
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長法寺 ちょうほうじ

天台宗延暦寺の末寺で、910年(延喜10)三井寺の開祖智證大師の弟子、千観上人が開基。千観上人が諸国を巡歴の途中、観世音菩薩が夢にあらわれ、「この地に留まってお寺を建てよ」とのお告げがあり、それに従ってお堂を建てたのが長法寺の起こりと伝えられています。
かつて平安時代の仏画の二大傑作の一つと言われた「絹本著色釈迦金棺出現図(けんぽんちゃくしょくしゃかきんかんしゅつげんず)」掛幅(国宝)を近年まで所蔵していたことから、平安時代にはかなり栄えていたことがうかがえます。
京都洛西観音霊場第九番札所。

朧泉(おぼろのいずみ)

境内の西北隅に巌窟があり、いまも泉(朧泉)が湧き出しています。「溺泉(おぼろのいずみ」「溺水(おぼろすい)」とも呼ばれ、枯れることなく清涼水が湧き出ているため、山号が清厳山と名付けられたそうです。

また、境内には、千観供養塔と伝えられる鎌倉時代の三重の石塔が現在も残っています。

春にはヤマブキ、冬には寒椿が楽しめます。

所在地
〒617-0812
長岡京市長法寺谷田16
TEL
075-951-9075
正式名
長法寺
創建年
910年(延喜10)
山号
清巌山
宗派
天台宗
本尊
十一面観音
開基
千観上人
文化財
三重石塔・宝篋印塔(市・文化財)
交通アクセス
阪急電車「長岡天神駅」から2.0km
JR「長岡京駅」から3.0km
阪急バス「長法寺」下車、徒歩約5分
カテゴリー

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