正寿院 しょうじゅいん

ハ－ト型の猪目窓（いのめまど）で人気のお寺です。猪目という文様は災いを除き、福を招く意があることから、良縁祈願や幸せを呼ぶ窓として女性をはじめ、多くの方がおまいりされます。窓を通して桜・新緑・紅葉・雪景色の四季を楽しむことができます。

創建は800年ほど前と伝わっております。
お寺には、鎌倉時代の仏師快慶作の「不動明王座像」重要文化財も安置されております。
「猪目窓」のある客殿の天井には160枚もの天井画があります。これらは花と日本の風景をテーマにして描かれており、中には春夏秋冬の舞妓さんや青龍・白虎・朱雀・玄武の四神も描かれています。

夏には、境内に2000個の風鈴が吊られ、涼を感じる風鈴まつりが毎年7月1日～9月18日まで行われます。
正寿院は、実際に京都市内と比べても夏は5℃ほど涼しいことから、気温だけではなく風鈴の見た目や音など、人間の五感「眼耳鼻舌身」で涼を感じることができます。

毎月8のつく日には「叶紐（かのうひも）」がもらえます。叶紐は、表が「口」、裏が「十」に結ばれており、合わせると「叶」という文字になることから、願いが叶う縁起物として親しまれています。