藤森神社 神馬像
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藤森神社の紫陽花
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藤森神社
藤森神社 境内
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藤森神社 不二の水
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藤森神社

藤森神社 ふじのもりじんじゃ

勝運・馬の神社として競馬関係者ら多数参拝されています。
また藤森神社は、境内に二ヵ所の紫陽花苑があり、最盛期である6月には延べ1,500坪の苑内には3,500株の紫陽が咲き誇ります。その時には、たくさんの人が紫陽花を見におとづれます。

藤森神社は、日本書紀の編者であり、日本最初の学者である舎人親王を御祭神としてお祀りしていることから、学問の神として信仰されています。

不二の水

藤森神社は、約1800年前に、神功皇后によって創建された皇室とのゆかりが深い神社です。本殿は、中御門天皇より賜ったものです。

南門から入って、まっすぐ進むと、両側に「狛犬」がおり、そこから、少し先に「拝殿」があります。そして「拝殿」のさらに先に「本殿」があり、「本殿」から右をみると、「七福神」「旗塚」「不二の水」があります。「不二の水」今まで2度涸れて3度目の神水になり地下90mから湧き出ているそうです。夏でも水を汲んだ容器が曇るぐらい冷たくておいしいです。また左を見ると、「金太郎像」「舎人親王崇敬碑」等があり、また本殿裏には、「七宮社」等があります。

本殿

本殿中央の御祭神は素盞鳴命、別雷命、日本武尊、応神天皇、仁徳天皇、神功皇后、武内宿禰の七柱。神功皇后が203年、新羅より凱旋後、藤森の地に、神祀りされたのが起こりです。

本殿東殿(東座)の御祭神は舎人親王、天武天皇の二柱。
天平宝字3(759)年、深草の里藤尾の地に鎮座。藤尾は現在の伏見稲荷の地になります。永享10(1438)年、後花園天皇の勅により、時の将軍足利義教が山頂の稲荷の祠を三麓の藤尾の地に移し、藤尾大神を藤森に遷座し、東殿に祀り、官幣の儀式が行われました。

本殿西殿(西座)の御祭神は早良親王、伊豫親王、井上内親王の三柱。早良親王は皇太子となられた後、蝦夷で反乱が起こったので征討将軍として当神社に詣で戦勝を祈願され、出陣しようとされたところ、これを伝え聞いた反乱軍は畏怖し、乱は戦わずして平定されました。

駈馬神事

藤森神社での年中行事として、もっとも知られているのが、藤森祭です。神社の中は、5月1日から夜店が立ち並び、そしてたくさんの人たちで賑わいます。

藤森祭は、5月5日に駈馬神事という今から1200年前にそのルーツがある、とても古い行事です。これは、781年に陸奥の反乱に対して征討将軍の勅を受けて、藤森神社に祈誓出陣された際の擬勢を象ったものである。駈馬の技は現在、横乗り(敵に姿を隠して駈ける技)、藤下がり(敵矢が当たったと見せて駈ける技)、一字書き(前線より後方に呪法を送りながらかける技)等、全部で7種類の技があります。危険性が高く、落馬するケースもめずらしくありません。馬の走るコースは、南門のあたりから拝殿のあたりで、この感を馬が全速力で駆け抜ける一方、馬の上では様々な技を行います。観客と馬の間は、おそらく3mないぐらいかと思われます。そのため馬が目の前を走り抜けていくため、迫力満点です。この駈馬神事は昭和58年に京都市から「無形民俗財」に指定され、藤森神社・藤森神社駈馬保存会・藤森神社駈馬実行委員会・藤森神社氏子により継続公開保存しております。藤森祭に奉納される駈馬神事が馬の神事であることから馬の神として信仰され、競馬ファン、競馬関係者の祭典が毎年行われて多くの人々の参拝があります。

[[[文 Michyさん]]]

御朱印

※いただける御朱印の種類は、期間によって変わる場合があります。

所在地
〒612-0864
京都市伏見区深草鳥居崎町609
TEL
075-641-1045
FAX
075-642-6231
正式名
藤森神社
創建年
203年(神功摂政3)
御祭神
素盞嗚命
例祭
5月5日(藤森祭)
文化財
境内社八幡宮本殿・境内社大将軍社社殿・木造狛犬 一対・紫糸威鎧(国・重要文化財) 駈馬(市・無形民俗文化財)
料金
拝観無料
時間
9:00~16:00
駐車場
有料駐車場有
※5月の祭礼期間中は駐車不可
交通アクセス
京阪電車「墨染駅」下車、徒歩約7分
JR「藤森駅」下車、徒歩5分
市バス「藤森神社前」下車、すぐ
公式Webサイト
http://www.fujinomorijinjya.or.jp/

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