梅小路公園 うめこうじこうえん
水・花・木・緑の空間として作られた都市公園です。
京都駅より徒歩15分と立地条件がよく、市街地にありながら、四季折々の自然を感じられる、敷地面積12.5万平方メートルの公園です。手づくり市や音楽祭など様々なイベントが催されています。
隣には「梅小路蒸気機関車館」や「京都水族館」があります。
「梅小路蒸気機関車館」は蒸気機関車のファンなら見逃せない施設です。
梅小路公園の歴史
通りとしての梅小路は、幅4丈(約12m)の小路として設けられました。名称は平安時代にまでさかのぼり、「梅小路」という呼び方が一般的でしたが、「梅ヵ小路」(むめかこうじ)と呼ばれることもあったそうです。
地名としての梅小路は、平安京域内の延喜坊に属し、境域は東西が朱雀大路と西坊城通、南北が八条大路と塩小路に囲まれる区域のことを呼びます。地名は、集落が梅小路通りの北にあったことによると考えられています。また、ここには八条大将と称された藤原保忠の伝領地があって大将町と呼ばれていたそうです。
平安末期には平清盛の「西八条第」(にしはちじょうてい)が南北は八条大路と八条坊門小路、東西は大宮大路と坊城小路の6町に造営されました。また同時期に八条女院御所も八条大路を中心に造営されていましたが、西八条第は寿永2年(1183)7月25日に平氏一門自らの手で火を放たれ焼失しました。
以後、鎌倉・南北朝期の東寺百合文書にも「梅小路」・「梅小路町」の記述があり、室町時代には掃部寮(かもんのりょう。宮内省の令外官)領が存在したと推察されているそうです。
江戸の地誌類では、梅小路通について、田畑のみで家はないと記されています。
梅小路に残る風俗としては、村には読経と木魚に合わせながら丸太を青竹で叩くジジバイ講という豊作祈願の行事があり、毎年1月8日に梅林寺で行なわれています(京都市登録無形民俗文化財)。
明治元年(1868)に京都府葛野郡梅小路村(かどのぐん・うめこうじむら)となりました。以後、明治22年(1889)に京都府七条村(しちじょうむら)字梅小路となり、1918(大正7)年に京都市下京区に編入され、下京区梅小路日影町・石橋町・中町・頭町の4町となりました。さらに1960 (昭和35) 年には、梅小路4町と周辺の町名や町域が再編され、現在に至ります。
- 所在地
-
〒600-8835
京都市下京区観喜寺町56-3 - TEL
- 075-352-2500
- FAX
- 075-352-2561
- 正式名
- 梅小路公園
- 創建年
- 1995年(平成7)
- 料金
- 無料 ※一部有料施設有り
チンチン電車 1日乗車券 310円、片道乗車券 150円※小学生未満は無料
朱雀の庭・いのちの森 200円 - 駐車場
- 交通弱者(障害者・高齢者等)専用の「思いやり駐車場」(有料)しかありません
- 交通アクセス
- JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅下車すぐ
JR「京都」駅(JR・地下鉄・近鉄)中央口より塩小路通を西へ徒歩約15分 - 公式Webサイト
- https://www.kyoto-ga.jp/umekouji/
- 備考
- 有料施設(朱雀の庭・いのちの森)は月曜日休園(月曜が祝日の場合は、翌日火曜日)年末年始(12月28日~1月4日)
※当サイトに掲載の内容はすべて掲載時点での情報です。変更となる可能性がありますので、お出掛けの際は念の為事前にご確認ください。