嵯峨野 さがの
嵯峨野
竹林の小道で有名な嵯峨野(さがの)京都府京都市右京区の地名。太秦・宇多野の西、桂川の北、小倉山の東、愛宕山麓の南に囲まれた付近に広がる広い地域の名称です。ただし、観光地としての「嵯峨(野)」は嵐山から小倉山に沿った社寺の立ち並ぶ地域を指します。
地名の由来については坂あるいは険し(さがし)などの地形に由来するという説と中国西安(長安)郊外の「巀辥山(さつがつさん)」を「嵯峨山」とも書いたからだという説があります。
歌に詠まれる紅葉の名所
嵯峨野は、平安期から皇族や貴族、公家や文人らが、離宮や山荘を営んできた地で、特に「小倉山」とその山麓は、古から親しまれてきた紅葉の名所です。多くの人々が“小倉山”を題材に歌を詠んでいますが、その多くが秋の歌と云われています。
竹林の小径
渡月橋の北側、嵯峨野に広がる竹林は、数万本の竹が生い茂り、竹林を縫うように小径が張り巡らされています。のんびりと歩きながら、サラサラと音を立ててゆれる竹たちの風の演奏を楽しむことができます。
- 所在地
- 京都府京都市右京区嵯峨野
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